日常生活と海外ドラマ

いきなり「日常生活と海外ドラマ」と、突拍子もないタイトルですみません。実は英語リスニングにちょうどいいかなぁ、というアイデアがあるのでご紹介いたします。

親の介護と海外ドラマ

実は筆者の親もご多分に漏れず高齢のせいか病気がちで、近年では入退院を繰り返しています。幸いなことに (と本心から言い切れないところが複雑ですが) 介護施設のお世話にはまだなっていないのですが、毎週のように病院・医院と自宅の往復になっています。正直、私も少し滅入ってきていました。

そこで逆に開き直って、親のプチ介護とはいえ、医療現場に付き添いとして若干深く関わりつつあるわけで、この状況を自分のキャリア(?)に利用するしかない、と思いました。キャリアとは大げさですが、経験ですね。経験値として自分にプラスに持って行きたい。まぁ、極端に言えば酒の肴というか、飲み会のネタにしてもいいのです。それで望外に人間関係や人脈が築ければ、それはそれで人生にプラスというものです。

英語力と医療体験

それで具体的に何を考えたかというと、スキマ時間に海外ドラマの医療モノを視聴すれば、①英語力と②(仮想)医療体験&知識を習得できる。現実の自分の親のメディカルケアになんらかの形でつながる。とまぁ、浅はかな発想ですがちょっと面白そうだと(そして有益そうだと)、自分なりに考えたわけです。

それで有料のインターネット動画サイト「hulu」で医療ドラマを見ようと・・・何をチョイスしたか? 前から好きだった『Dr.HOUSE』(ドクター・ハウス)です。以前の記事「語学は “日常生活” から」(2016年02月29日)でも書きましたが、このやり方はなかなか良い。英語と医療という、まさに一石二鳥の英語学習メソッド(?)です。

もう『Dr.HOUSE』を見てから(見慣れてから)、身近な人がケガしようが、倒れようが、救急車で運ばれようが、手術室に運ばれようが、あんまり過度に動揺しなくなりました。なんせハウス先生は、患者の頭を開いて脳みそに電極でつついたり、他の医師の手術室に乗り込んで(病変を見つけるため)大腸を勝手にまさぐったり、(素人的には)非常に刺激的なシーンのオンパレードです(※注)。

※注: もちろん『Dr.HOUSE』はホラー作品ではなく、医学的根拠に基づいたフィクションです。


医療ミステリーという作品なので、人間関係より「医療そのもの」がメインテーマであり、手術シーンや救急対応、解剖シーン等は毎回のように出てきます。もう慣れますね。それと米国が舞台なので、ちょっと自分と距離があり、それも良い感じです。日本の医療ドラマで、毎回外科手術とか見せられると、リアル過ぎて心理的にちょっと厳しい。そのあたりも海外ドラマの良いところです。

もちろん英語も徐々に私自身のアタマに浸透してきて、surgeryとかmedicineとかdiagnosisとかは自然に覚えます。まぁ専門用語はたくさん出てきますし、ハウス先生のクセのある早口英語(英国系)には辟易しますが、これも慣れかなぁ・・・。もちろん全くと言っていいほど私はキャッチできていませんが、それでもなぜか少しづつこの “クセ英語” の虜になる自分がいる。なんとも怖い・・・今日このごろです。

音楽も絶妙な『Dr.HOUSE』

ちなみに主演のハウス役のヒュー・ローリー(Hugh Laurie)氏はミュージシャンでもあり、YouTubeをみるとたくさん出てきます。ブルース系なのかなぁ。落ち着いた大人のジャズシンガー&ギタリストという趣です。音楽関係は詳しくないので、ボロが出ないうちに終わりにしますが・・・


さらにちなみに、音楽と医師の組み合わせが絶妙の『Dr.HOUSE』ですが、私は日本のテレビドラマでも仮に、世良公則さんが医療ドラマで縦横無尽に活躍したら面白いなぁ、と夢見ています。ドラマ『下町ロケット』で世良公則さんがお偉い医者役で出演されていましたが、そのイメージの延長です。

例えば、カネとオンナにだらしなく、出世志向と名誉欲のカタマリみたいなキャラクターだが、メスを持ったら “神ってる” 心臓外科医・・・なんていう設定なら、あの「大門未知子」にも対抗できるのではないでしょうか。言うなれば『リーガルハイ』の古美門研介の医師版かな?

※参考資料:
語学は “日常生活” から、ネット塾ジャーナル、2016年02月29日
Dr.HOUSE、Wikipedia、最終更新2016年11月08日
ヒュー・ローリー、Wikipedia、最終更新2016年12月12日
世良公則、Wikipedia、最終更新2016年11月24日
下町ロケット、Wikipedia、最終更新2016年12月03日
ドクターX〜外科医・大門未知子〜、Wikipedia、最終更新2016年12月12日
リーガル・ハイ、Wikipedia、最終更新2016年12月04日
神ってるとは、日本語表現辞典 Weblio辞書

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください