語学は “日常生活” から

この本は、中学の英語までを終了した人であれば誰でも取り組めるようにつくりました。高校生でも、大学生でも、主婦のかたでも、仕事をもっているかたも、退職して英語を学びたいと思っているかたも、人生の様々な喜び、悲しみを英語で感じ、表現できるようになれたらどんなに素晴らしいことかと思いませんか。「就職」「留学」「旅だち」「結婚」「第二の人生」・・・あなたの夢をかなえる英語の本。

感動する英語!、近江誠(著)、文藝春秋、2003年、「BOOK」データベースより

知識を知恵に昇華せよ」って、前回ブログに書いたのですが、「知識」を「知恵」に昇華するためになんらかの「感動」が必要だといえます。まぁ英語学習で言えば、完成度が高いと言われる近江誠氏の『感動する英語!』のノリに近いとも思えます。

でもこれって、よく考えると、ちょっとハードルが高いかもしれません。たとえば英語学習の場合、英単語100個覚えるのに、いちいち感動していたらやってられない・・・。普通にもしあなたが高校生なら、そう思うのも当然でしょう。

感動が「おばあちゃんの知恵」を作る

といっても覚えるためには広い意味での「感動」は必要です。英単語100個覚えるとして、やはり英単語1個1個を単なる「情報・知識」から「おばあちゃんの知恵」に脳内で “昇格” させるのが望ましい。そうしないと、すぐ忘れちゃうからね。つまり「感動」しやすくするにはどうすればいいのか、という点がキーポイントですね。

一つの案として、英語を仕事や生活に密着させるという発想はどうでしょう? 金融機関にお勤めならファイナンシャルな英語を、車のディーラーならカー関連の英語を、農業ならアグリカルチャーな英語を、教員や生徒さんなら学校関係の英語を、チョイスして学ぶ。

とにかく仕事や生活に関係のある英語を優先して、聞いたり読んだり口に出してみたり書いたりすれば、これはいちいち「感動する」こと間違いなしです。もちろんここで言う「感動」とは広い意味で・・・ですよ。ちょっとでも「おお〜」とか「なるほど」とか感じれば、それでOKです。

医療ならDr.HOUSEの英語?

僕の場合、家庭の関係で高齢者や障害者の介護・医療に若干の必要性に迫られているのですが、HuluDr.HOUSEを見ていたらけっこう出てくるんですよね。自分の生活に近いシチュエーションが・・・。これ、そっくりそのまま英語をまる覚えしたら、なにかの時に役に立つ。いや、覚えるのは厳しいにしても、こういったちょっと専門的な英語に “慣れる” だけでも、かなりプラスになる。そう感じています。

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御存知の通り、今や日本もグローバル化の波を大きく受けつつあり、インバウンド(訪日外国人など)およびアウトバウンド(海外渡航など)の機会は増えつつあります。インターネットも普及し、外国語特に英語の需要は今まで以上に増加しています。


※グラフ:訪日外国人旅行者数(平成26年4月)に関する配付資料、観光庁(国土交通省)、引用

日々の生活を英語に置き換える

しかし、英語に関連する仕事にされているならともかく、日本の一般ピープルが英語を使う機会といえば、だいたいにおいて結局その人の仕事と生活の延長でしかありません。言い換えれば、日々の生活を日本語から英語に置き換えることができれば、それで十分です。

そういう実務というか実用性という観点からも「日々の生活の英語化」にはメリットが大きい。それに自分の仕事や生活に関する英語だと、非常に「感動」を得やすい。大げさに言えばその英語の持つイメージや語感が、スッとカラダに入ってくる感じでしょうか・・・。

語学は “日常生活” から攻めたいものですね。いや意外と、語学は日常生活に始まり日常生活に終わると言っても過言ではない、かもしれませんゾ!

※参考資料:
知識を知恵に昇華せよ、ネット塾ジャーナル、2016年02月28日
Dr.HOUSE、Wikipedia、最終更新2015年10月24日

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