大前研一氏、今高校生なら大学行かず就職


※写真:大前研一オフィシャルウェブより、リンク

あの世界の経営コンサルタント界のグル・大前研一氏が「もし今高校生だったら大学行かず就職する」とコメントされています。なんだ、なんだ?と思ったのですが、こうです(おおよそこのようなことを述べられています)。

1. 今の時代、学歴はますます意味が無いので、基礎学力だけの中学・高校卒でとにかく就職する。
2. 働きながら、理想のイメージ・成功のイメージを自分の中でつくる。
3. 同時に、20代前半までには、だいたいビジネスというものがわかってくる。
4. 自分に欠けている専門知識が見えてくるので、このタイミングで大学へ進学する。必要なら高卒認定試験を受ける。
5. 自分のビジネス経験を背景に、自分で勉強したいことを勉強する。当然、非常に身につく。
6. 大学卒業が20代後半だろう。卒業が5年くらい遅れるけど、そのかわり人生経験は100倍違う。

詳細はこちら >> NEWSポストセブン|大前研一氏 もし今高校生だったら大学行かず就職すると回答

いや~、びっくりしました。こんなこと正直、自分の子どもにも言えない。すごいです。

学歴だけでは

この大前さんの記事ですが、たしかにスマートフォンが基盤になりつつあるグローバル化・サイバー化(IT化)した今の経済社会をみると、けっこう当たっていると思う。つまり社会・経済でのグローバルな展開が加速すると、従来の「学歴」はあまり意味をなさない。

単純な話、(例えば)東大だ、京大だ、早稲田だ、慶応だと言っても、日本国内ではじめて通用するカッコイイ「学歴」であって、中国人やアメリカ人やオーストラリア人やシンガポール市民にその「学歴」がそのまま通用するわけではない。(全く意味が無い、というわけではありません。)

ただし、その個人が受けてきた「学習履歴」や「学力・能力」、「専門知識」などは、従来以上に、より一層重要視されると思う。なんていうか、「学歴」と「資格」と「職歴」と「その他経歴」が、横一線に並ぶようなイメージでしょうか。

個性を重視

スティーブ・ジョブズ氏はアタリ社にいた20歳くらいの頃にインドを放浪した。その経験(経歴?)が、多少なりともアップル社の成功に寄与している・・・かもしれない。そう考えると、「学歴」も重要だが、「インド放浪という経歴」も重要だ。

確かに(例えば)Facebook上で、単に「東大卒」と表示されるより、「東大在学中にインド放浪」と書かれた方が、はるかに魅力的な人物に思える。就職や起業等において、「学歴」は今後も重要なファクターだろうが、かつてのように絶対的価値ではなくなるだろう。経済がIT化しグローバル化すると、広い意味で人をひきつける「個性」のようなものが重視される気がする。近未来はスマホ(スマートフォン)社会だからね。

う~ん。この大前さんの週間ポスト記事は、実に考えさせられる内容ですね。

ちなみに大前さんの肩を持つわけではないが、オンライン教育(=ネット塾?)のビジネス・ブレークスルー大学(BBT大学)を卒業したほうが、普通の大学を出るより、はるかに実践的・個性的だと思う。

BBT大学は100%オンラインのみで経営学士を取得できるらしいが、逆説的だが、オンラインだからこそ勉強をごまかして卒業する・・・なんてことはできないようだ。「経営」「IT」「問題解決能力」「英語」「リーダーシップ」が主要カリキュラムらしいが、学生(社会人が多い)は常に実践的にガッツリ鍛えられるらしい。せん越ながら、志ある若者たち(39歳くらいまで)に、このBBT大学をおおいにすすめたいと思う。

詳細はこちら >> 文部科学省認可、100%オンラインで経営を学ぶ大学、BBT大学(正式名称:ビジネス・ブレークスルー大学、略称:BBTU)

※参考資料:
・「BBT大学(ビジネス・ブレークスルー大学)」、http://bbt.ac/、1998-2013 Business Breakthrough Inc.
・「NEWSポストセブン|大前研一氏 もし今高校生だったら大学行かず就職すると回答」、http://www.news-postseven.com/archives/20110411_17246.html、週刊ポスト2011年4月22日号、小学館

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