「理解」「探究」を貫く

・・・A君(1浪後、偏差値70程の国立大学医学部に合格)の場合も、浪人の経験を経て、「暗記の量に比例して成績が伸びる」というのは幻想であると気づかされたという。

それに気づいたのは、浪人生になって間もない4月ごろ。周りにいたできる生徒の勉強法を見て気づいたという。その生徒の、毎日とにかく楽しそうに勉強している姿が印象的だった。そこで、「勉強とは、もしかして楽しいものなのか?」とA君は思った。

その勉強法も、A君がこれまでしてきたものとは少し違った。ペンをせわしなく動かすというよりは、教科書をじっくり精読し、全体を鳥瞰(ちょうかん)している。問題を解いては、この問題の背景には何が問われているのかをじっくりと考え込む。彼の口癖は、「そうか、そういうわけか」。・・・

医学部浪人生が語る「僕が現役で落ちたワケ」、週刊東洋経済、東洋経済オンライン、2017年06月07日

この週刊東洋経済の記事は、茂木健一郎さんよろしく「勉強を楽しめ!」というノリの内容です。「理解・探求」こそが勉学の王道だと説いています。ただそこは大学受験(とくに医学部)の準備なので、「基礎も大事」とクギをさしています。

暗記:理解=3:7の法則

結論としては「暗記:理解=3:7の法則」だそうです。やはり基礎部分の暗記は必須で、2〜3割のベーシックな知識は覚えなければならない。野球をやるのに、ボール/ストライクからインフィールドフライまで一通りルールを覚えるのと同じでしょう。

しかし、受験勉強のキモは「理解・探求」にあり、と論じています。その科目・学問の本質的な理解や考え方を、自分なりに理解→探求し、自分の中でそれなりに咀嚼する必要があるわけです。そうであれば、入学試験で多少の変化球を投げられても(?)、臨機応変に打ち返すこともできますし、医学部入試で見られる「爆弾問題」を切り捨てることもできます。

まぁ人によって「暗記重視」のスタイルもあれば、「探求が命」のやり方もあるでしょう。どちらかと言えば、女性は暗記に重きを置き、男性は理解・探求に力を入れる傾向がありそうです。

応用力とアクティブ・ラーニング

しかし、単純に覚えこんでしまえば入試を突破できる、と考えるのは間違っている。大学受験はスポーツの試合と似ていて、全く同じ「試合」は無いからです。入学試験の本番は常に新しい問題との戦いです。だから暗記だけでは対応しきれない。応用力(つまり理解力)が大切なのです。

「応用力」とは知識・ノウハウを自分の中で咀嚼して血となり肉とすることですが、例えばアクティブ・ラーニングがウリの「大学受験ディアロ」は、まさに結果的に「理解・探求」に重きを置く教育予備校です。大学のゼミみたいなスタイルの勉強方法ですから、楽しみながら積極的に受験勉強が進みます。やる気のある生徒にはうってつけかもしれません。

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