米大学、中退減らせ

世界の大学ランキングでも常に上位をほぼ独占している米国の大学。例えばThomson Reuters提供の「World University Rankings 2012-2013」では、世界の大学ベスト10のうち、なんと「7校」がランクイン。大学教育、つまり知の世界でも米国は、圧倒的な存在感を発揮しています。

世界有数の米国の大学、しかし中退者も多い

ところがその米国では、大学 “中退者” も多い。日本に比べ圧倒的に「入りやすく出にくい」等と言われていますが、実は先進国でも稀に見る “中退大国” だそうです。

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※日本経済新聞、2013年04月11日

理由は学力不足だけでなく、経済的な面とそれに伴う時間的な面が多い。そして中退による大卒人口が減ると、求人とのミスマッチにも波及し、国や地域の経済問題に発展。これはまずい・・・という機運が高まっているそうです。

中退者数を減らす「オンライン授業」

そこで中退者数を減らすため、単位の融通や学部の紹介など大学同士の相互協力や、煩雑な書類手続きや適切な授業の選択、就学ローンの手当てなどをサポートする卒業支援組織の設置など、様々な施策が行われています。

しかし最大の課題は学生の「学力不足」。中退者を減らし卒業に導くため、学力を底上げし向上させる「再教育(補習)」が鍵になります。

そこでメリーランド州のハーフォード・コミュニティカレッジ(Harford Community College)では再教育に「オンライン授業」(eLearning)を導入。早くも一定の成果が上がりつつあるようです。州高等教育局のダネッテ・ハワード長官は「(オンライン授業を)取り入れたばかりだが、手応えを早くも感じる」という。

オンライン授業、すなわちネット塾(インターネット学習塾・オンライン予備校)の形態は、かなり自由に自分のペースで学習できる。それが様々な理由・制約で学力不足だった学生たちにも、受け入れやすいようです。オンライン授業で、「受験に自由を」(受験サプリ)ならぬ、「卒業に自由を」ですね。


※参考資料:
Harford Community College, 401 Thomas Run Road, Bel Air, Maryland 21015
World University Rankings 2012-2013 – Times Higher Education、TSL Education Ltd.
・米大 中退減らせ 自治体など復学支援へ組織、日本経済新聞、2013年04月11日

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