クロームブック、MSの牙城に挑む


※写真: エイサー C720 クロムブック (11.6インチ, Haswell micro-architecture,メモリー4GB) (メモリー2GB)

グーグル、日本で「クロームブック」相次ぎ投入 MSの牙城に挑む

パソコン各社は今月から、米グーグルの基本ソフト「クロームOS」を搭載したノートパソコン「クロームブック」を国内の法人向けに相次いで投入する。23日には日本エイサー(東京都新宿区)が16日に発売した新製品「クロームブック C720」を都内で披露。

クロームブックは2万~3万円という価格の安さから海外では教育機関や企業に普及しており、米マイクロソフト(MS)のOS「ウィンドウズ」を搭載したパソコンが大半を占めてきた従来の構図が、日本でも塗り変わる可能性もありそうだ。・・・

「クローム管理コンソール」という機能を使えば、端末をネット経由で一元管理できる。例えば学校で生徒が使うパソコンの設定を変更する場合、これまでは全ての端末を回収して個別に操作する必要があったが、この機能を利用すれば一斉に変えることができるため、手間が大幅に省けるという。・・・
SankeiBiz、Yahoo!ニュース、2014年07月24日、引用

やはり(!)、マイクロソフト(MS)不利の下馬評は当たりそうです。このSankeiBizの記事でも、①2013年の米国法人市場でクロームブックがシェア2割を獲得し、②同じく2013年から行っている日本の教育機関でのテストマーケティングで、エイサーのクロームブックは好評だそうです。

とにかく、グーグルのクラウドをフルに使うので、クロームブックは動作が軽快です。“クロームブック起動10秒”と一部で言われるが、記事では「7秒以下」だとしている。実際、私のエイサー「C7」も、起動時間は8秒くらいです。起動は早いし、動作も軽い。

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※写真: Acer C7 Chromebook

MSオフィスなどウィンドウズ系のアプリにはフル対応していないが、それに目をつぶれば非常に使い勝手がいい。ウィンドウズ系パソコンとタブレットの間の製品と捕らえてもいい。そもそもウィンドウズ系パソコンとタブレットの間には直接的な互換性は無い。だから、ウィンドウズ系パソコンとクロームブックの間にも互換性が無くても、そうだと割り切れば問題ない・・・と思う。

クロームブックは大きなタブレット(?)

個人的には、クロームブックはキーボードがキッチリ付いた大きなタブレットみたいにも感じます。“Googleクラウド完全依存パソコン”といえる代物なので、利用もクラウド、管理もクラウドです。

管理もクラウド対応ということは、一括管理も容易である、ということです。よって、法人やその他組織、特に学校関係者には重宝するでしょう。通常のコントロールとセキュリティー対応において、グーグル系クロームブックはウィンドウズ系パソコンには無い優れた能力がある。

日本エイサーに続き、近く東芝も販売するそうです。さらに、8月に台湾エイスース、9月に日本ヒューレット・パッカード、米デルと続々と販売リリースがある予定です。世界のパソコン市場で、9割もの圧倒的なシェアを占めるMSウィンドウズですが、Googleクロームブックの前にどう対応するのか・・・。固唾を呑んで見守りたいと思います。

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※参考資料: Chromebookは教育向き(2)、ネット塾ジャーナル、2014年07月07日

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