Chromebookは教育向き


デジタルハリウッド大学・栗谷幸助准教授、IT製品活用のコツを語る

使う端末を限定しない 鍵はWebサービスの活用

「教育機関では使用する端末を限定せず、学習者が好きな端末から必要な教材へアクセスできるのが理想だ」と、栗谷准教授は考えている。・・・

「学習者が使うIT製品は、もはや文房具と同じ。教育機関側で『この会社製の、この製品を持って来てください』と指定するのは、いずれ現実的な話ではなくなる。IT製品活用に取り組む教員は、このことに目を向けておくべきだ」・・・

ITを使うことを恐れず、多くを求め過ぎない

「難しいことや新しいことだけをやろうとせず、カジュアルな雰囲気の中で“やってみよう”と思えることからスタートするのが望ましい」・・・「映像教材は視聴に耐える最低限の品質は大切だが、“きれいにまとまり過ぎている”ほどの品質は必要はない」・・・

「IT製品に多くを求め過ぎない」。教員自身の“IT製品を使う楽しみ”も大切にしながらIT製品活用を進めてきた、栗谷准教授の教育観がにじみ出ている言葉だといえるだろう。
「iPadしか使わない学校」は時代遅れに、TechTargetジャパン 教育IT、2014年05月12日、引用

気楽にやろうよ

「まぁ、気楽にやろうよ」というのが、一言で言って栗谷さんの主張です。iPadが良いとか、Windows系が良いとか言っても、IT(ICT)の世界は日進月歩。端末やソフトウェア、ネットワークに過度にこだわっても意味がない。その時その時で使いやすそうなITで、教育に利用していけばいい。そんな話です。

一般的に教育ICTというとiPadをはじめとしたタブレット系を思い浮かべます。従来のノートや教科書に使い勝手も形状も似ているので、教育デバイスとしては使いやすいし正しい選択でしょう。将来的にも、タブレットやスマートフォンが世の中の主流になりそうなので、社会人になるためのトレーニングとしての意味合いもある。

しかし、社会で生きていく上で真に重要なのは、デバイス上の情報を見るというだけでなく、自ら何らかの情報を創造し発信していくことにあります。これは自ら情報をアウトプットする作業であり、デバイス的にはWeb上などにインプットする作業でしょう。その点で、一般社会ではPC(パソコン)が幅を利かせています。その状況は当面変わりそうにない。

情報処理・情報発信という点では、PCの方が使い勝手がよく、タブレットはあまり適さない。そう考えると、教育現場において、タブレットではなくノートPCをあえて選ぶのもアリかと思います。

Chromebookのすすめ

教育シーンのおけるノートPC導入の一例として、個人的には、近い将来の話として「Chromebook」(クロームブック)をお勧めします。Chromebookは、早ければ年内にも日本での販売もありそうだからです。

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※日本経済新聞、2014年01月07日、引用

① 安い
まず第一に、Chromebookは安い。価格として3万円をイメージして頂ければいいかと思います。いわゆるGoogleにインタネットでアクセスして使う“Google専用端末”なので、ノートPC側の処理負担が少ない。したがって、PC自体もシンプルに作られています。だから、安価なわけです。

② すばやい動作
しかし第二に、このシンプルさがノートPCとしてもすばやい動作を実現しています。Chromebookにおいて、起動までの時間が早いのは有名ですが、ノートPCとして動作全般も(回線状況もありますが)軽快で使いやすい。トラブルも比較的少ない。そして、情報の作成・編集・処理はキーボードとマウス(タッチパッド)のある通常のノートPC形態なので、作業もしやすい。

③ 管理が容易
また第三に、ChromebookはGoogle専用クラウドマシンなので、教員はクラウド側をチェックしていればよく、管理と維持が容易であることが挙げられます。Googleのクラウドサービスは堅牢かつ非常に充実しているので、維持管理に関しても、従来のノートPCはもとより、タブレット系よりもさらに容易であると思われます。

教育用に最適

もちろん、従来のWindows系のソフトウェアが使えないなど、レガシーPCとの互換性に一部難があります。しかし、教育用であれば、教材をネット上に置くクラウド対応であれば、十分に使用に耐えうるでしょう。

さらに例えば、米国でのLenovoの「ThinkPad X131e」は、小学生のガサツな(?)使用にも耐えうるよう、頑丈に作っています。ある意味、教育用に最適化されたPCです。また、Dellも教育向けChromebookを昨年12月より投入してきました(米国)。スペック的には特筆すべき点はありませんが、「Chromebook 11」というそのものズバリの名前と、300ドル以下の価格がいいですね。

こういったデバイス情報をみると、Chromebookはタブレット系に負けない有力な選択肢になりえると思います。


デル株式会社

※参考資料:
タブレットよりPC?、ネット塾ジャーナル、2014年01月21日
レノボ、「ThinkPad」ブランドの学校向け「Chromebook」を発表、CNET Japan、2013年01月18日
DellもChromebookに参入 まずは教育市場から、ITmedia ニュース、2013年12月12日
数秒で起動するGoogleの「Chromebook」、ノートパソコンとどこがどう違うのか?まとめ、GIGAZINE
Chromebook、Wikipedia、最終更新2014年04月20日

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