人間はストイックにできていない

人間は、ストイックにできてはいません。努力をすることはストレスにもなりますから、それ以外のところでは、しっかり努力をした自分をねぎらい、ご褒美をあげなければなりません。

天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある、山口真由著、扶桑社、2014年、148ページ、引用

ウルトラセブン」でも紹介した山口真由さんですが、彼女の言葉「人間は、ストイックにできてはいません」には参りました。なぜなら、東京大学法学部を首席で卒業し、財務省勤務を経て、“美人”エリート弁護士として活躍する山口さんは、間違いなく日本で屈指のストイックな御仁でしょう。

その彼女をして、人間は禁欲主義者にはなれない、と説いています。とにかく勉強や仕事に没頭するなら、それ以外の努力はしない、ストレスもきちんと解消せよ、と言及されています。所詮、私たちは「普通の人」(147ページ)なんだから・・・と。

「普通の人」理論?

実はけっこう、山口さんの“努力の方法論”は面白い。①得意分野に限定して、②その分野の「上位3分の1」に入るべく、③完璧主義でない努力を、④継続しましょう・・・という感じです。彼女自身、東大“首席”卒業ですが、これにはちょっとしたカラクリ(失礼!)もあり、すなわち受けた講義で成績トップを目指したのではなく、あくまで「上位3分の1」ゾーンに入るように心掛けたそうです。

なるほど。それなら「俺でもできる」と、読んでいて思わず唸ってしまいました。まぁ、実際には、天下の東大の講義を受けて、その全てでコンスタントに上位3分の1に入るなんて、神業というか超人的な努力が必要でしょうけど・・・(なんせ、他の受講生も全員、東大生なのですから)。

ただ、彼女のスタンスは、自分はあくまで「普通の人」なのだから、できる範囲でコツコツ努力しながら、周りの環境その他も利用して、なんとか乗り切りましょう、という主旨です。自分にあった効率的なやり方を追求しつつ、同時に自分を“だましだまし”反復継続させる方法論です。私のような凡人にも、何か通じるものが書かれているような気がします。おすすめです。

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