2015年はタブレットvsクロームブック?

タブレットに始まりタブレットに終わった2014年

2014年の教育ITニュースフラッシュのトップニュースとして取り上げた回数が最も多かったのは、タブレットの導入事例のニュースでした。・・・各教育機関は、米AppleのiPadシリーズや米Microsoftの「Surface」シリーズ、米GoogleのモバイルOS「Android」搭載タブレットなどの中から、用途に見合った端末を選定し、活用しています。

2014年の教育ITホットトピックは? 主要ニュースで振り返る、TechTargetジャパン 教育IT、2014年12月26日、引用

2014年はタブレットが大注目

「TechTargetジャパン」では、昨年2014年はタブレットが大注目(=大導入)の年だと言っていますね。確かにそうでしょう。近年、スマホ(スマートフォン)から派生したタブレット端末は、世間一般でも、ビジネス用途でも、そして、教育用にどんどん利用が広がっています。

とにかく使いやすい。ボタンひとつで画面が開け、Wi-Fi環境があれば、すぐ勉強できる。まさに教育用にはうってつけのIT機器です。キーボードが無いので持ちやすく、かばんに入れて文房具のひとつとして扱いやすい。このあたりも教師や生徒にウケた部分でしょう。

しかし、しかしです。インプット学習には最適でも、たぶん中等教育以降ですと、資料作りや発表などアウトプット学習には不向きだと思う。やはりキーボード完備のノートパソコン(ノートPC)が適任でしょう。それもクラウド専用のChromebook(クロームブック)が最適かと思う。

Chromebookは生産性を高める?

Chromebookは、Googleのオペレーティングシステム「Chrome OS」を搭載しているノートパソコンです。「クロームブック、MSの牙城に挑む」でも書いたように、「利用もクラウド、管理もクラウドです。管理もクラウド対応ということは、一括管理も容易」なのです。もちろん、動作が軽快で、壊れにくいという点も教育向けですが、なんといっても管理が容易という点が最大のメリットでしょう。

2015年は、日本版(日本正規品)のChromebookもすでに発売されていますし、なんと米国の教育市場ではアップルのiPadよりも多く採用されています。アメリカではChromebookは教育現場でのデファクトスタンダードになりつつあります(ちょっと、気が早いかな?)。

Chromebook、米国の教育市場の4分の1に

・・・教員によるiPadへの批判が伝えられ、特に物理的なキーボードを搭載していないため、生産性を高めるツールというよりも、楽しむためのデバイスだとの評価を受けることになりました。前述のIDCのアナリストSingh氏は、それなりの年齢になるにしたがい、キーボード操作の必要性が非常に重要になってくると述べています。・・・

今年第3四半期の米国の教育市場、iPadよりもChromebook – IDC調査、iPhone Mania、2014年12月02日、引用

Chromebookはとにかく手軽で使いやすい。Googleベースにパソコン・ライフを送っている筆者であるからかもしれませんが、Chromebookを使っていてそう感じます。他にも例えば、Amazon.co.jpのカスタマーレビューでもChromebookの評価は高いですね。

acer ChromeBook(Celeron2957U/4GB/16GB SSD/11.6インチ/ChromeOS/APなし) C720/2

「キーボード操作の必要性」とiPhone Maniaの記事でもありますが、やはり情報のインプットにはキーボードが最適だし、たいがいの入力や編集作業ではタブレットよりノートパソコンの方が作業しやすい。それに「教育現場」での作業だけでなく、「社会人」になってからのこと(仕事でパソコンは必須)も考えると、高校生あたりからはタブレットよりノートパソコンの方がいいですね。とりわけChromebookはオススメです。

※参考資料:
Wi-Fi、Wikipedia、最終更新2014年10月16日
中等教育、Wikipedia、最終更新2013年04月15日
クロームブック、MSの牙城に挑む、ネット塾ジャーナル、2014年07月26日
Chromebook、Wikipedia、最終更新2014年12月08日

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