成功するまで反省しない


メンタルトレーナー 高畑好秀氏

成功したときに、「成功してよかった」で終わらせるのではなく、なぜうまくいったのかを振り返って(反省して)、そこから理論構築すれば、成功の法則が出来上がる。次からはその法則に自分の行動を乗せてやれば、成功の確率が高まるのだ。・・・

“失敗を恐れない人”の思考3サイクル、PRESIDENT Online、2016年07月30日

メンタルトレーナーの高畑好秀氏。時たまテレビでもお見かけしますが、プロ野球選手やJリーガーなどプロスポーツ選手やオリンピック選手のメンタルトレーニングで、高い評価を与えられている方です。彼は言います。失敗して反省するのは誰でもできる。成功したら反省せよ、と。

私はこれを自分なりに解釈して、「どんどん失敗しろ。そして失敗は忘れろ。そのうち成功する。成功したらきっちり分析して、勝利の方程式を構築せよ。」と捉えています。これはある意味、人工知能の思考過程と似ています。

成功したらきっちり分析

現在の人工知能(AI)はある課題を与えられると、自らどんどん情報を収集・分析し、トライ・アンド・エラーを重ねます。最初は “すさまじいまでの数” を失敗し続けますが、そのうち成功事例が出てくる。そうなると、その成功事例を土台に、AIの思考はどんどん改善されていきます。

将棋や囲碁の例がわかりやすいですね。当初はトンチンカンな手を打って負けてばかりですが、次第に強くなる。AIは同じ失敗は繰り返さないので、決して弱くならない。安定して強くなり、倍々ゲームでどんどん強くなって行く状況になります。

負けても負けても凹まない

もちろんプロ棋士とAIが対戦した場合、プロ棋士の優れたインスピレーションで負けるケースもあります。AIは全く新しい手には対抗できにくいので、そこが優秀な人間とコンピューターの差だと言われています。しかし、AIは負けても負けても凹みません。ただ淡々と学習するだけです。そしてスキマを埋めるように強くなっていきます。

つまり凄まじまでの失敗を繰り返しますが、決して反省しない。そして一旦成功したら、その成功パターンは決して忘れない。そしてどんどん成功パターンを積み重ねていく。しまいには手がつけられなくなるほど、「優秀」になっていきます。高畑さんの言う「成功して反省する」というノウハウは、まさにAIのノウハウと一致していますね。

成功したら反省して、成功パターンを身につける。これがスポーツでも仕事・勉強でも、そして受験でも非常に重要な思考プロセスなのかもしれません。

※参考資料: 高畑好秀、Wikipedia、最終更新2016年01月29日


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