スタディサプリ、スマイルゼミ等タブレット系ネット塾




2016年に入り、「ネット塾」もタブレット系ではプレーヤーたちがある程度絞られてきた感があります。ざっくり「スタディサプリ、スマイルゼミ、アオイゼミ」などの非教育産業系(新規参入組?)と、「Z会、進研ゼミ、ショウイン、秀英iD予備校、e点ネット塾」などの既存の教育産業系とに、2グループに別れると思います。

タブレット系ネット塾、すなわちインターネットをベースにタブレットで学習するスタイル自体が、2012年頃から徐々に普及し始め、2013年の「受験サプリ・月額980円ショック」で、ガツンと認知度がアップしました。一般にタブレット系ネット塾の歴史といえば、ここ3年くらいでしょうか。まだ業界ができたばかりと言えます。

【受験サプリ】動画授業で苦手を克服

結論から言いましょう。コストパフォーマンス(cost effective)からいえば、やはり「受験サプリ」=2016年04月20日からの「スタディサプリ」に一日の長があります。なんせ月額980円(税抜)という圧倒的低価格! それでいて、基本的な動画や教材はすべて利用可能です。ネット上で完結する学習スタイルもいいですね。まぁ “だから” 安く提供できるとも言えるのですが・・・。

スタディサプリは「勉強」という感じではない

ただ従来の教育スタイル、教科書に参考書籍に問題集にドリルといった “紙” スタイルとは一線を画しているので、勉強のオーソドックスな感覚からは “かけ離れている” とも言えます。さらにスマイルゼミや進研ゼミのように教育専門タブレットを使うわけではないので、やや操作性等に難がある・・・と言えなくもない。

◆スマイルゼミ◆タブレットで学ぶ 【小学生向け通信教育】が誕生!
◆スマイルゼミ◆中学生向け通信教育

従来からのオーソドックスな教育形態に正しく “ハマっている” 児童・生徒さんには、正直強くオススメできません。スマートフォン片手に音楽でも聴いているかのような、お気楽な動画視聴スタイル(?)になる可能性があり、はたで見ていると、とてもまじめに勉強しているとは思えません。あくまで見た目に限った話ですが・・・。

そもそも受験 “サプリ” あるいはスタディ “サプリ” という、これらタイトルからも読み取れるように、あくまで教育における「サプリメント」なんだという位置づけです。もちろん、カリキュラムの内容自体は本格的なしっかりしたもので、しかも今後はビッグデータ解析も一層取り込み、非常に学習効果の高い先進的なものです。しかし、なんせ見た目が遊び感覚に近い。そのあたりを逆手に取って「サプリ」という絶妙ななネーミングをつけたと思います。言い得て妙ですね。

※参考資料:
受験サプリ、Wikipedia、最終更新2015年08月30日
タブレット (コンピュータ)、Wikipedia、最終更新2016年02月18日
タブレットで勉強できる!スマイルゼミ・勉強サプリなどタブレット教材!、NAVER まとめ、更新日2016年02月26日
タブレットを使って学習する教材、ネット塾比較、2016年01月28日

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