学習と睡眠の両立

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※写真と本文は直接関係ありません(写真素材 足成【フリーフォト、無料写真素材サイト】、引用)

徹夜でがんばることには独特の高揚感がある。しかし後から振り返るとミスも多く、効率が悪いことは、誰もが経験上、分かっていると思う。

睡眠不足だとうまく頭が回らないのは、決して気のせいではない。「睡眠時間が5時間を切る日が続くと、脳はチューハイを数杯飲んだときと同じくらい機能が低下する」と、睡眠研究の第一人者として知られる睡眠評価研究機構の白川修一郎代表は指摘する。・・・

睡眠6時間以下の人は死亡率が2.4倍に、日経ビジネスオンライン、2015年12月18日

睡眠不足で脳はチューハイ状態

睡眠不足、具体的には5時間を切ると(そういう日が続くと)、脳が「チューハイを数杯飲んだ」状態になるそうです。確かに睡眠不足は脳疲労をともない、いわば「脳がチューハイ状態」になるわけですね。

そんな状態で、例えば各種の受験勉強をしても、脳にいいわけがない。記憶力も解析力もドンと落ちるからです。当然、睡眠不足を続けていれば、いかに勉強を続けていても、受験には失敗する。特に出題範囲の広い大学受験などは、学習と睡眠の両立が成功の鍵でしょう。過剰に脳を疲労させ続けてはダメなのです。

鶴の恩返し勉強法と快眠法

もちろん、勉強は脳を疲労させる行為でもあるので、一時的には脳が疲れるのは仕方がない。あの脳科学者・茂木健一郎先生の「鶴の恩返し勉強法」は、まず①声(大声?)に出し、ひたすら書いて覚え、さらに②教科書から目を離し、今度は “思い出し” ながら声に出し、書く。

この繰り返しが記憶や理解に効くらしい。ポイントは先生いわく「なりふり構わず声を張り上げ、カラダ全体で行う」こと。その姿はとても人には見せられない。そこで人目を気にして隠れてコソコソ勉強するから、「鶴の恩返し勉強法」と言われています。

そういうなかなか激しい勉強法(鶴の恩返し勉強法だから “ツル勉”?)を実践されている茂木先生ですが、じつは「睡眠」にも造詣が深い。・・・というか、睡眠の大切さにもしっかり認識されています。それが下記『脳が冴える快眠法 人生がうまくいく「質の高い睡眠習慣」のつくり方』です。

★多忙な茂木先生が優れたパフォーマンスで仕事をこなしている秘訣に、睡眠があった!
 脳が冴える快眠法 人生がうまくいく「質の高い睡眠習慣」のつくり方

※参考資料:
茂木健一郎、Wikipedia、最終更新2016年01月04日
スペシャル 茂木健一郎(2008年4月29日放送)、NHK プロフェッショナル 仕事の流儀、2008年04月29日
茂木健一郎流の暗記法「鶴の恩返し勉強法」、脳を活用した記憶術・暗記法
脳が活性化する「鶴の恩返し勉強法」、Pickup!教育のヒント、教育のまぐまぐ!

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