試験に受かる合理的メソッド

『試験に受かる「技術」』(吉田たかよし著、講談社、2015年)を読んでいるのですが、彼は東大(東京大学入試)や国家公務員試験、医師国家試験など、名だたる難関試験をことごとく突破されている方なので、地頭は良さはひしひしと感じます。しかし、「うつ症状」で不登校した経歴など、紆余曲折した人生を歩まれている方でもあります。いわゆる挫折知らずのエリートでは決してありません。

3つの主要ノウハウ

過去問から始めるのがベスト」(ネット塾ジャーナル)でも一部ふれたのですが、吉田先生がおっしゃるには、受験に成功するひとつの戦略として、①過去問から始める、②精緻化リハーサル、③ケアレスミス対策を、3つの主要ノウハウとして挙げています。

いわく①過去問から始めることで、たとえ最初は0点でも(0点になる可能性が高いのは当然)、その試験の方向性というか枠というか全体像というか、いわゆるゴールに向かう道を漠然とでも捕らえることができる。試験範囲がおおよそ見えてくる。すると、ムダな勉強をしないようになる。

また、②の精緻化リハーサル(=イロイロ考えなから覚えること)ですが、これが短期記憶から長期記憶に移すカギとなり、受験勉強でもとても大切です。また精緻化リハーサルは知識の相互関連性(リンク)を増やし、(大げさに言えば)知識を応用力のある立体的な「知恵」に昇華することを助けます。

さらに、③のケアレスミス対策ですが、鉄道の乗務員よろしく「指さし確認(指差喚呼)」を取り入れたり、「ヒヤリ・ハット報告書(インシデントレポート)」を作ったりと、人命をあずかるプロフェッショナルのノウハウを受験対策に持ち込んでいます。これはすごい。わかりやすく実践的です。

試験に受かる「技術」 灘高が教えてくれた「超」合理的メソッド (講談社現代新書)

大学受験に限らず試験対策に十分に役立つノウハウ満載です。ゴールから始めて、知識を組み合わせ、ケアレスミスもなくす。これらは非常に優れた受験勉強のやり方の一つであるだけでなく、社会生活を送る上でもなかなか役に立つ方法論だと思います。

※参考資料:
吉田たかよし公式ホームページ「すべてが分かる吉田たかよし大辞典!」
一般入試の概要、東京大学
過去問から始めるのがベスト、ネット塾ジャーナル、2015年08月03日
精緻化リハーサル(せいちかりはーさる)とは、コトバンク
リハーサル (心理学)、Wikipedia、最終更新2015年03月17日
指差喚呼、Wikipedia、最終更新2014年11月05日
インシデントレポート(インシデントレポート)とは、コトバンク

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