ジャスト社はIT化で先行



ベネッセ流出事件、通信教育業界勢力図にどう影響?“流出先”ジャスト社はIT化で先行

・・・ジャストシステムの14年3月期の売上高は前年同期比21.3%増の169億円、営業利益は同40.8%増の40億円。セグメント情報は開示していないが通信教育事業が業績を牽引したとみられる。

14年4~6月期の連結決算の売上高は前年同期比26%増の38億円だった。スマイルゼミの会員数は伸びているという。前年同期に計上した固定資産売却益がなくなったため純利益は5%減の6億300万円だったが、ほぼ順調な決算となった。15年3月期の業績予想は公表していないものの、営業利益は4期連続で過去最高を更新する公算が大きい。・・・

ビジネスジャーナル、2014年08月28日、引用

「一太郎」いや「スマイルゼミ」のジャストシステム社の業績が、思いのほか良い。あの「ベネッセ流失事件」で大きなダメージを受けた・・・かと思ったのですが、杞憂でした。(ベネッセ社には申し訳ないが・・・)とりあえず良かったですね。

衝撃的なCM

スマイルゼミと言えば、下記CMが衝撃的でした。なんせ縄跳びで遊びながら、しかも宙返りして、タブレットで勉強しているシーンです。筆者など、目が点になってしまいました。CGかよ~、と疑いましたが、実写ですね。ちなみに、「CM上の演出です。タブレットは安定した場所でお使いください。」・・・というルビ(注釈)も入りました。


バッシングもかえりみず(?)売上アップ

繰り返しますが、このスマイルゼミのジャストシステムは、ベネッセ事件の恩恵(?)を受けていたにもかかわらず、過度にバッシングされていません。まぁ、確かにジャストシステムは“合法的に”名簿業者から情報を仕入れたわけで、道義的にはともかく法的には(現行では)何ら問題ない。バッシングも一定の範囲で収まったようです。

そして、批判がそれほど厳しくなかったこともあり、「15年3月期の・・・営業利益は4期連続で過去最高を更新する・・・」そうです。これはすごいね。「通信教育事業」すなわち“スマイルゼミ”が、ジャストシステム社全体の売上アップに大きく貢献したことは間違いない。

優秀なスマイルゼミのタブレット

そもそも、スマイルゼミのタブレットは評判がいい。手書きで使えるのだが、ペンは不要。高邁な理想(?)から言えば、ペンで書いた方が教育的でしょうが、スマイルゼミでは“指”で書けてしまう。このメリットは、とにかく勉強に入りやすい。ハードルが低い。勉強の習慣化しやすい。


音声にも対応していて、子どもを飽きさせない。もちろん、すぐの結果が分かるので、勉強の充実感も味わえます。理科の実感なども具体的にイメージもできて素晴らしい。勉強が終わったら、保護者のスマホ(スマートフォン)に報告メールが飛び、親子間の連携もバッチリ。

心理学的によく考えられて教材であると同時に、ジャストシステムの優れたITパワーを見せつけられます。やはり日本を代表するITベンダーですね。官公庁の公文書指定ソフト「一太郎」を擁するIT老舗のジャストシステム社は、伊達じゃないのです。

◆スマイルゼミ◆タブレットで学ぶ 【小学生向け通信教育】が誕生!
◆スマイルゼミ◆中学生向け通信教育

もともと優れたITベンダーであるジャストシステムが、本腰を入れて開発した「スマイルゼミ」。確かに、「ベネッセ流失事件」では、“プチ犯人”にされてしまった感がありました。しかし、法的責任が(ほとんど)無い以上、大きなダメージはない。それに問題になった「ベネッセ顧客情報」自体も、2014年8月6日には削除されたそうです。

スマイルゼミ自体の能力と言うかコンテンツ・パワーと言うか、商品自体の優秀さが際立っています。多少、営業戦略上のミスなどがあっても、商品そのものが優れている場合、売上にはあまり影響がない良い例です。ネット塾系というかeラーニングの世界で、スマイルゼミがドンドン幅を利かせるかもしれません。



※参考資料: ベネッセ顧客情報漏えい事件、ジャストシステムが購入データを全削除、INTERNET Watch、2014年08月07日

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