「自分の考え」を組み立てる


※写真:梶田叡一・環太平洋大学学長に聞く やる気の秘密・第2部、YOMIURI ONLINE、2011年12月16日、リンク

学力を測るうえで、考えを自分の言葉を使って答える力の有無は見逃せない要素。・・・自分で考えを書くという行為は、自分なりの根拠や判断基準に基づいて論理を組み立てる力につながり重要だ。・・・
※梶田叡一・前兵庫教育大学長(心理学・教育研究)、引用(日本経済新聞、2013年12月04日)

秩序ある主体性

梶田元学長は自己意識や対人認知、社会心理に通じているせいか、①子どもの内面から出る“秩序ある主体性”が重要だと説き、さらに②困難に立ち向かう気概を持たせるべきだ、と主張されています。つまり一言で言って、「自分の考え」をいかに建設的に構築させるかが、教育の肝と考えられているようです。

従来の日本の教育は、ただ単にカリキュラムをこなし、知識を重視する感が強かった。しかし、少子高齢化で日本経済も行き詰まり、社会制度も疲弊してくるなか、教育が、①社会に役立ち、②社会をブレークスルーさせる力をもたらす、という考えが徐々に広まってきました。そういう背景もあり、梶田元学長の言葉にうなずく方も多いでしょう。

つまり、教育には二層構造があり、①下層部分は従来の知識偏重型で、これはこれで非常に重要です。ネット社会でスマホでググればなんでも検索できますが、その情報が正しいかどうかの瞬時の判断は、脳内にある基礎知識に依存せざるをえません。そして、②上層部分は「自分で考えをまとめる」ことになるでしょう。

持論を展開したダルビッシュ投手

ちょっと話は飛びますが、米テキサス・レンジャーズのダルビッシュ有投手が、アメリカ大リーグの先発投手の登板間隔は短すぎる、と職業野球選手としては“危険な発言”をされました()。球団やリーグの上層部へ物申すわけで、今後仕事を干される危険性があるのです。しかし、彼は彼なりの一定の根拠を持って冷静に論理的に説明されています。つまり、「自分の考え」を建設的に構築し発表したわけです。

ダルビッシュが警鐘=「中4日」に異議あり―米大リーグ
米大リーグ、レンジャーズのダルビッシュ有投手は14日、各チームの先発投手が毎年のように肘を痛める現状に警鐘を鳴らした。大リーグのオールスター戦を翌日に控えたミネソタ州ミネアポリスで報道陣に「登板間隔が一番大事だ。(中4日は)絶対に短過ぎる」と述べ、中5日以上に延ばすべきだと訴えた。・・・
時事通信、2014年07月15日、引用

自分の考えで人生を切り開く

今の子どもたちは、少子高齢化が進んだ老大国ニッポンで生きていくわけです。誰かの真似をして食っていくのも厳しいし、大企業や社会制度におんぶにだっこの「寄らば大樹」スタイルも相当厳しい。親の時代とは違うのです。したがって、自分なりの根拠を持って、自分の考えで人生を切り開いていかなければならない。けっこう大変な時代なのです。

例えば、サッカーワールドカップのブラジル大会で、日本代表チームは「自分たちのサッカー」を意識していましたが、徹底できなかった。戦略・ポリシーがチーム全体に浸透しきっていなかった。やはり、「自分で考え」を建設的に構築するというのは、言葉で言うより難しいことなのです。しかし、やらなければならない。

昨今の学校教育において、「自分で考え」を建設的に構築させるのが、最終ゴールになると思う。実は多くの学校関係者もそのことを意識している。しかし、これは非常にハードルが高い。したがって、子ども時代だけでなく“生涯”を通じて、自分の考えを弾力的に構築していこう・・・となるでしょう。それが現実的だ。

費用対効果の高いオンライン教育

つまり、学校教育だけでは時代の変化に弾力的についていけず、これからは「教育」といえば「生涯教育」を意味するかもしれない。そうなると、子どもの教育費に膨大な金額をかけるわけにも行かず、なんせ大人になっても「教育費」がかかるのだから・・・。

そこで、威力を発揮するのがネット塾的なオンライン教育などのeラーニングでしょう。費用対効果が高く、何度でも繰り返し勉強でき、(従来の勉強法に比べ)容易にスムーズに勉強が続けられるからです。たとえば、高校受験なら「秀英ID予備校」、大学受験勉強なら「受験サプリ」、社会人なら「N-Academy」などです。

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そうは言っても、教育を二層構造に考えると、オンライン教育で自分の考えを構築するという「上層部分」をカバーするのは、なかなか難しいしれない。しかし、下層部分である“知識の習得”には、高いコストパフォーマンスと利便性という観点から、十二分に可能でしょう。

※参考資料:
梶田叡一、Wikipedia、最終更新2014年05月04日
ゆとり教育・・・知識偏重型教育の反動?、時じくの香の木の実、2006年04月28日
ダル「中4日短すぎ」マーの悲劇繰り返すな!米球界に提言、スポーツ報知、2014年7月16日
ダルビッシュ、肘の靭帯損傷について持論…中4日は「絶対短い」、デイリースポーツ、2014年07月15日

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