人間力を養う機会

京大生でも1勝29敗――受験エリートを襲う「就活の恐怖」


株式会社ASキャリア取締役の浅田実果氏(写真左)

・・・二流、三流大学で居酒屋でアルバイトをしている学生などの場合、日常的に社会人と接し、彼らのホンネを耳にしたりする機会があります。そうした中で『大人ってこういうものなんだな』という具体的なイメージを持てれば、面接でもある程度、大人と同じ目線で対等に話すことができます。

ところが一流大学の学生はというと、アルバイトはほとんど家庭教師か塾講師。大人と接する機会はほとんどありません。また、挫折体験も少ないので、受験勉強以外で何か困難を乗り越えたり、人との葛藤を経験したりしておらず、人間力を養う機会に乏しい。・・・

プレジデントFamily 2013年11月号、引用

ネット塾(インターネット学習塾、オンライン予備校)系は、主に高校受験や大学受験を念頭に組まれています。つまり、この記事で言う「受験勉強」に特化して頭脳トレーニングを課すわけです。しかし、そもそも「受験勉強」そのものにも、落とし穴がある。つまり、受験勉強を積み、受験に成功しても、それがイコール「人間力を養う機会」ではない。

昔からそういうことは言われていたわけですが、それでも日本経済が右肩上がりの時期には、かなりレアケースだった。やはり、今より“一流大学 >> 一流企業”という大きな流れは厳然とありました。つまり、受験戦争の勝ち組はベースとして優秀なので、仮に人間力が足りなくても、企業に入社後、徐々に人間力を鍛えればよかった。大手企業側にもその余裕がありました。

バブルがはじけて20数年、グローバル化・サイバー化が進む昨今、そんな悠長な状況ではありません。企業は勉強もできて、なおかつ人間力もある人材を求めている。これは非常にハードルが高い。と同時に、様々な学生にチャンスをもたらす。その一例が「二流、三流大学で居酒屋でアルバイトをしている学生」が評価される、ということでしょう。

ネット塾の弱点も長所に

受験サプリやe点ネット塾をはじめ、ネット塾系はリアル学習塾・予備校系に比べ、はるかに低コストで高品質な勉強ができます。ただ、大きな弱点もあります。すなわち、ネット塾は生徒(学習者)の主体性、自主性にゆだねられ、勉強への強制力がとぼしい。そもそも勉強・学習という行為は忍耐力が必要で、その行為に対しネット塾系は強制的に行うスタイルでは無い。どうしても脱落しやすい。継続しにくい。

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しかし、もし企業が欲しがる“勉強もできて、人間力もある人材”にならんとするなら、ネット塾系で受験を突破した場合、それは非常に主体性を発揮して自ら進んで勉強した結果であり、ある程度人間力を磨いたことになる。つまり、ネット塾での勉強を継続することは“主体性”を磨くので、その経験自体が人間力をアップする。そう思う。

やはり、やらされる勉強は身に付きにくい。自ら学び続ける人材は伸びる。これは真理でしょう。ネット塾はその弱点でもある強制力の無さが、実は“主体性”という人間力を鍛える長所にもなっているのです。

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