自分の英語力はどのくらいか――。英語を社内公用語にする日本企業が出てくるなか、英検とTOEICを両軸とする英語能力テストに変化の波が押し寄せている。安倍晋三政権がTOEFLと呼ばれる英語テストの積極活用を打ち出したためだ。グローバル化の加速をにらみ新型テストも相次ぎ誕生しており、試験の特性と自らのキャリアを考えて試験を選ぶ必要がありそうだ。
「大学入試や卒業認定へのTOEFL等の活用を促進する」。教育現場に激震が走ったのは、政府が6月に発表した成長戦略。学校教育で普及している実用英語技能検定(英検)や産業界に浸透しているTOEICの文言はなかった。・・・
※日本経済新聞、2013年09月17日、引用
私もハッキリ理解していなかったのですが、TOEICはビジネス向け、TOEFLが学術向けなんですね。それで、安倍首相は大学入試など “学術向け” にTOEFL活用をすすめているわけです。
日経新聞の記事では、英検(実用英語技能検定)・TOEIC・TOEFL等をとりあげ、それぞれの長所・短所を挙げています。短所を極端に言えば、英検は「古臭い」、TOEICは「読む・聞くのみ」、TOEFLは「学術的で難しい」・・・だそうです。
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個人的には、学校教育ではTOEFL、社会人はTOEICで良いと思う。
TOEFLは大学等向け
TOEFLは非ネイティブ向けの英語力テストで、英語圏の大学受験科目の一つだ。米国等では、大学に入ることが目的ではなく、大学でキッチリ “勉強する” ことが目的なので、TOEFLが「専門単語を含むアカデミックなものばかり」(Wikipedia)なのも当然だ。
だから、日本人にはハードルが相当高い。しかし、小学校の英語必修も始まったので、いずれ日本人学生の多くもTOEFLに対応できると思う。教育関係者もごちゃごちゃ言ってないで、清水の舞台から飛び降りる覚悟で(?)TOEFL活用を推進すべきでしょう。腹をくくれば、なんとかなるって。
TOEICはビジネス向け
また、社会人はTOEICでいいでしょう。米国シアトルのワシントン大学卒のバイリンガールちかさんも、TOEIC受けたそうです。彼女いわく、TOEICで高得点とるには、やはり高い英語力が必要で、実際かなり難しかったとのこと。まぁ、彼女は990点満点を取りましたが・・・。
それに、TOEICはビジネス向け、とりわけ日本人ビジネスパーソン向けに開発された歴史があるそうです。「話す・書く」のTOEIC SWも含めれば、社会人にとってTOEICは仕事上での英語力を測る上でベストな選択ではないでしょうか。
※参考資料:
・TOEFL、Wikipedia、最終更新2013年07月27日
・小学校外国語活動サイト、文部科学省
・TOEIC SWとは、(一財)国際ビジネスコミュニケーション協会
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