※特別招待講習 講師紹介 ~苑田尚之先生~、大学受験の予備校・塾 東進ハイスクール 川越校、リンク
「数式は言葉です。計算じゃない。」
これは東進ハイスクール・苑田尚之先生(物理)の言葉です。そう。以前(2013年03月11日)「笑っていいとも!」でタモリさんが、たしか「この人が一番うさんくさい・・・」みたいな指摘(?)をした物理の先生です。でも個性的でユニークで、私はとても好きなタイプです。ちなみに苑田先生は東大理学部物理学科卒業で、【物理学の神】とも言われています。
この理系の苑田先生は「数式=言葉」と言いましたが、文系のカリスマ講師・林修先生(国語)は「現代文(の読解)は数学に似ている」という主旨のことを述べています。林先生いわく「現代文(言葉)=数学」だそうです。また、テレビでお馴染みの日本語の言語学者・金田一秀穂先生(杏林大学教授)も同じようなことを述べています。
言葉って、じつは数学みたいなものなんだよ、と。・・・数学の方程式を解くのと同じ作業なんです。・・・言葉は、考えるためのツールです。数学は、数字や記号というツールで物事を考える学問ですよね。それと同じように言葉がある。・・・
※16歳の教科書、講談社、2007年、40~41ページ、引用
これらを読んで、「あれ? 英語・国語・数学の(中学・高校の)主要三教科って、原点は同じなの?」・・・と思いました。つまり、三教科とも “考えるためのツール” なのです。
英語・国語・数学は「考えるためのツール」
それに対して、理科と社会は、そのツール群を使って調査研究を重ねた “結果” なのです。結果は時代とともに変化していく。当然であり、それが健全な姿です。しかし、ツールそのものは、そうそう大きく変化しません。普遍性が強いからです。
なるほど。英語・国語・数学は「考えるためのツール」であり、つまり学問の原点に位置し、だから “主要” 三教科と言われる所以なのですね。
※参考資料:
・林修、いいとも出演!、芸能トレンド谷、2013年03月11日
・「今でしょ!」に続く新フレーズも評判上々? 林修さん「いいとも」で披露、RBB TODAY、2013年3月11日
・数学と英語、ネット塾ジャーナル、2013年02月22日
・ドラゴン桜公式副読本 16歳の教科書~なぜ学び、なにを学ぶのか~、講談社、2007年
・東進在宅受講コース(映像授業、ネット塾)、東進ハイスクール、株式会社ナガセ