「学力スタンダード」始まる

20130408_stndrd_nikkei ※日本経済新聞、2013年04月08日、抜粋

学力向上に基礎固めは欠かせない

学力向上には、やはり基礎固めは欠かせない。「小学生の英検受験20万人突破」で、インターネット英語スピーキング学習システムの「YouCanSpeak(ユーキャンスピーク・YCS)」を紹介しましたが、ここでも基礎の重要性を謳っています。下記のように「YouCanSpeak」は英語の基礎構造を重視しています。



なぜ学力向上に基礎が重要なの?

ではなぜ学力向上に基礎が重要なのでしょう?みなさん、住宅の建築現場を想像してみてください。

住宅などの建築で一般的に、一番手間がかかり、一番お金もかかり、一番地味な部分が「基礎」です。「住宅基礎工事」が最も重要です。基礎がいい加減だと見栄えが良くても様々なトラブル・リスクをかかえ、地震などにも耐えられません。逆に基礎がしっかりしていると、後々のリフォーム・リノベーションなども可能です。

学力も同じ。基礎がしっかりしていると、後々の成績向上も十分望めます。まさに上記の「YouCanSpeak」のチャート(図)が示す通りです。

「都立高校学力スタンダード」始まる

じつは公立高校でも中堅校あたりでも、「中学の学習内容が定着していない生徒が大勢いる」そうです。
日本経済新聞、2013年04月08日、抜粋

長年、公立高校では、硬直的な学習指導要領に縛られ、中学の学習内容をおさらいする指導ができなかった。高校の教育現場では、中学の学習内容という「穴」がポッカリ空いたままだそうです。それでも定期試験に出す内容を絞ったりして、なんとか生徒に点を取らせ、進級させてきた。下駄を履かせて点数を取らせ、表面的に取り繕った形です。

これはいかん、という声も高まり、この春(平成25年度)より「都立高校学力スタンダード」がスタートします。学習指導に一定の柔軟性をもたせ、習熟の度合いに応じ、「基礎」・「応用」・「発展」の3段階「学力スタンダード」に分けて指導します。特に「基礎」については、「学び直し」を含め、きめ細かな目標設定を検討しているそうです。

基礎固めにネット塾活用も

秀英iD予備校、レベル別学習をスタート」でも報じたように、例えば秀英iD予備校の中学数学でも【標準・基礎】という新しい基礎コースができました。

秀英iD予備校だけでなく、たとえばエブリデイゼミナールも「初級者向け授業」と「上級者向け授業」を用意しています。ネット塾(インターネット学習塾・オンライン予備校)では、基礎コースと応用コースなどカリキュラム・教材をレベル別に分けるケースも目立ちます。

また、そもそも教材等を分けなくても、ネット塾では “好きな時に・好きな場所で・何度でも繰り返し” 学べます。従って、学習者が自分の学力に応じ、適切な教材等をチョイスすればいいのです。言い換えれば、“ひとり学力スタンダード” を構築することもできます。つまり、自分に合ったレベルの学習を、ネット塾で続けることができるのです。

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「都立高校学力スタンダード」や「ネット塾」など、公共的にも私的にも、生徒のポッカリ穴の開いた基礎学力部分を埋める方策はイロイロ登場してきました。とくにネット塾系は弾力的に活用できるので、ぜひ日本の教育現場にどんどん活用されるべきだと思います。

※参考資料:
「学力スタンダード」制度、日本経済新聞、2013年04月08日
英語が自由に話せるようになるスピーキング教材|YouCanSpeak(YCS)、木下和好氏、株式会社BLA
自然素材無垢のデザイン住宅基礎工事完了 東松山市I邸|無垢の家 住まいる日記、無垢スタイル建築設計株式会社、2005年09月19日
都立高校学力スタンダードの策定及び推進校の指定|東京都、東京都教育庁、2013年3月28日
秀英iD予備校 自宅学習コース、株式会社秀英予備校
我が家の「ネット塾」体験記・中学生コース、2013年04月10日、画像リンク
無料オンライン予備校 エブリデイゼミナール、エス株式会社

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