キンドルによるネット塾販売(?)

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アマゾン、8.9型「キンドル」日本投入
・・・アマゾンジャパンが27日、8.9型の新モデルを3月12日に発売すると発表。・・・「キンドル・ファイアHD8.9」は記憶容量が16ギガバイトと32ギガバイトの2モデル。価格は16ギガバイトモデルが2万4800円。「フルHD」と呼ばれる高解像度の動画をそのまま再生できる。・・・同社は昨年12月、7型の画面を持つ「キンドル・ファイアHD」を発売済み。7型は持ち運びに、8.9型は自宅やオフィスなどで書籍や書類を読むのに適するという。

キンドル・ファイアはハードとしてはタブレットだが、実体は「アマゾンのサービスへの入り口」(ジェフ・ベゾス最高経営責任者)との位置付け。電子書籍や音楽、ゲームなどを販売する同社のECサイトへ接続するためのメニューを標準搭載し、ワンタッチで同サイトを表示できる。・・・
※日本経済新聞、2013年02月28日、抜粋

「キンドル・ファイア(Kindle Fire)」は、ジェフ・ベゾス氏の言う通り、まさにアマゾンへの「入り口」。たぶん彼は「タダで配っても良い」くらいの気持ちでしょう。とにかくこのキンドル・ファイアで注文をどんどん取りたい、ということ。世界最大級のeコマース・サイトのCEOとして、当然の営業戦略でしょう。確かにアマゾンほどの最大手であれば、キンドル・ファイアの投入は、充分にペイする先行投資だと思う。

「教育サービス」の販売

思うにアマゾンは電子書籍やゲームの販売という流れから、いずれ教育サービスにも手を伸ばすでしょう。アマゾンがネット塾(インターネット学習塾・予備校)系の商品を扱う。決して荒唐無稽の話ではありません。

たぶん、“年間契約”的なモノは売らないでしょうが、例えば単品の「動画」配信ならありえます。パッケージ化された教育サービスで、(近い将来の)アマゾンのeコマース・サイトに載せやすい商品なら、今後の品揃えのひとつとして検討するでしょう。

また基本的に、タブレットと教育サービスの相性は良いと思う。スマホでは画面が小さすぎ、ノートパソコンでは持ち運びに少し難がある。やはり大画面でもあるタブレットが一番しっくり来る。そういう意味でも、アマゾンの「キンドル・ファイアHD8.9(Kindle Fire HD 8.9 16GB)」は2万4800円で、とてもお手頃な価格です。iPadの4万2800円はもとより、グーグルの「ネクサス10」の3万6800円よりも低価格ですから。

今後のアマゾンジャパンの動向に目が離せませんね。

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