サムスン(Samsung Electronics)やエイサー(Acer)、レノボ(Lenovo)に続き、ヒューレット・パッカード(HP)も2013年2月4日にクロームブック(Chromebook)を米国で発売しました。クロームブックはクロームOS(Chrome OS)搭載のノートPCで、ネット上のGoogleクラウドサービスに接続されていることを前提にしています。
ネットに常時接続されているインフラが基本条件になるものの、PC本体設計のシンプルさからか、その起動時間は飛躍的に短く、バッテリー駆動時間も長い。また、複数台でも管理・共有しやすいのも特長となっています。
教育市場にクロームブック浸透
その利点が最大限に生かされつつあるのが教育分野です。Googleによれば、クロームブックを採用する学校が世界中で増加し、特に過去3カ月でクロームブック導入例が倍増、現在2,000校を超えたそうです(2013年2月現在)。このGoogleの教育市場への浸透が功を奏したようで、呼応するかのように主要PCメーカーがクロームブックの製造に本腰を入れてきています。(広い意味で)ハードとソフトの相乗効果が出てきましたね。
クロームブックは個々のハードウエア(PC)に負担が少なく、複数台の共有・管理が容易で、ソフトウエア全般をネット上のクラウドサービスに任せている。このためクロームブックは教育分野、とりわけ多数の生徒が集まる「学校」との相性が良いようです。
※参考資料:
・「Google Chrome OS – ウィキペディア – Wikipedia」、http://ja.wikipedia.org/wiki/Google_Chrome_OS、最終更新2013年02月05日
・「Chromebook – ウィキペディア – Wikipedia」、http://ja.wikipedia.org/wiki/Chromebook、最終更新2013年02月05日