矢野経済研究所によりますと(2013年04月15日)、国内eラーニングの市場規模は大体2%程度で成長しています(2009年~2013年予測含む)。学習塾や語学レッスンなどの個人向けB to C市場になると、なんと約10%の成長率。“勢い” は落ち着いてきているものの、高い成長を見ることができます。
対するリアルな「学習塾」はやや低迷しています。経済産業省の特定サービス産業動態統計調査によれば(2013年04月11日)、「学習塾」の2月の市場規模は約283億円で前年同月比1.3%マイナスです。売上はじりじりと減り始めているみたいです。
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統計が別々でデータの定義など様々なギャップもあり、単純ではありませんが、やはり「リアル塾からネット塾へ」という大きな流れは出始めている。もしかして、ラーニングイノベーション・坪田信貴先生(青藍義塾・塾長)が言う “授業を家で、宿題を学校で” の潮流がスタートしているのかもしれません。陰山英男先生の「反転学習」が主流になる日は、意外とすぐそこかもしれませんね。
※参考資料:
・国内eラーニング市場、需要が活発化、BtoBは横ばい/BtoCは好調 – 矢野経済、マイナビニュース、2013年04月16日
・eラーニング市場に関する調査結果 2013、矢野経済研究所、2013年04月15日
・市場規模とは、はてなキーワード、hatena
・調査の結果|特定サービス産業動態統計調査、経済産業省、2013/02月分速報
・特定サービス産業動態統計速報、経済産業省、2013年04月11日
・完全無料で予備校の授業が受けられる!ラーニングイノベーション「ラニノベ」、青藍義塾
・青藍義塾とは、青藍義塾
・マイクロソフトと大阪府教育委員会、遠隔授業で入院中の生徒などをサポート、リセマム、2013年03月28日
・講義が宿題になる――「反転授業」、山内 祐平・東京大学大学院准教授、PC Online、2012年05月23日