※画像: N高等学校、学校法人角川ドワンゴ学園、引用
カドカワは2015年10月14日、2016年4月に開校を予定している単位制の通信制高等学校の校名や授業内容などの詳細を発表・・・学校法人名は学校法人角川ドワンゴ学園、校名はN高等学校。開校は2016年4月予定で現在、設置認可を申請中である。・・・N高等学校は学校教育法第1条に定められた高等学校であり、全日制高等学校と同じ卒業資格を得られる。・・・
「ニコニコ生放送を進化させた新しい仕組み」(カドカワ代表取締役社長の川上量生氏)による双方向の学習サイトで実施する。・・・大学進学向けやプログラミング、エンタテインメント創作などのカリキュラムを提供する予定である。例えばKADOKAWA 中経出版の持つノウハウを生かしたオリジナルカリキュラムなども用意し、大学進学指導も充実させる。川上氏は、「最初の年から東大生を出したい」と意気込む。
さらにドワンゴのトップエンジニアなどによるプログラミング課外授業を提供する。・・・コンピュータサイエンスなどの課外授業も予定する。そのほかKADOKAWAから書籍を出版している作家による小説創作授業や、ライトノベルやコミックの作家によるエンタテインメントを創作する授業などのネット課外授業などを提供予定である。・・・
※カドカワのネット高校名は「N高等学校」、プログラミングの課外授業など充実、ITpro、2015年10月14日
ネット高校が本格的に登場
おお〜、ネット塾ならぬネット高校が本格的に登場しました。その名も「N高等学校」! N高等学校のNはネットの「N」。他にもNew、Next、Necessary、Neutralなどの「N」でもあるらしい(※メタボでフリーターおっさん。気になる情報を書く!)。「ふつうの高校生になって、将来どうするの?」という妖しいキャッチコピーがココロに刺さります。
ちなみに、この「メタボでフリーターおっさん。気になる情報を書く!」というブログは面白い。内容が簡潔にわかりやすく書かれているだけでなく、「体重80kgのフリーターおっさん、日頃のチョット気になる情報を調べる。子供の大学入学金がないので・・・」のクダリがまさにオイラといっしょで、他人の気がしないよ〜。
3年間で65万円也!
さて「N高等学校」は株式会社KADOKAWA・DWANGO(カドカワ・ドワンゴ)の学校なので、当然ながらエンターテインメント系とプログラミング系がカリキュラムのウリですが、それにプラスして「大学受験、大学進学」にも力を入れるそうです。ネット版ドラゴン桜かよ・・・。
さて、気になる授業料等ですが、1年次が約25万円、2年次・3年次は約20万円だそうです。トータル3年間でだいたい65万円です。しかも、文部科学省の就学支援金を利用した場合、なんと半額弱の約30万円(3年間)になるそうです。ネット高校だとこんなにリーズナブルな学費になります。
もちろんIT企業のドワンゴが作った学園です。生徒全員の電子メールアドレスはもちろんのこと、チャットツールや共有ソフトウエアの利用など、学校内のコミュニケーションや教材、レポート提出など、包括的にITを活用していくようです。学習の効率を高め、費用を低減する。IT(教育ICT)のチカラがいかんなく発揮されます。
※参考資料:
・N高等学校/公式サイト
・カドカワのネット高校名は「N高等学校」、プログラミングの課外授業など充実、ITpro、2015/10月14日
・SAO作者が”ネットで授業”カドカワが「N高校」を作る理由、ASCII.jp、2015年10月14日
・角川ドワンゴが通信制高校に情熱を注ぐワケ、東洋経済オンライン、2015年07月13日
・ドワンゴ、Wikipedia、最終更新2015年10月14日
・学校教育分野|教育の情報化、文部科学省