Duolingo is now available for the classroom! ・・・ということで、今、無料語学アプリのDuolingo(デュオリンゴ)を学校現場で利用しようという動きが出ています。下記動画では小学校の先生が、ご自分のクラスルームでDuolingoを導入した話を紹介しています。
とりあえず、学校で採用したとしても、Duolingoなので「広告なし、課金なし、完全に無料」・・・だそうです。これはうれしいですね。それにご存知の通り、Duolingoはその学習効果に定評があるので、授業の大いなるサポートになっても、妨げになることはない。
ニューヨーク市立大学とサウスカロライナ大学が共同で実施した第三者独立調査によると、Duolingoでの学習34時間は、4年制大学言語教育の1学期分に匹敵することがわかりました。・・・
この調査で、スペイン語をまったく知らない人がDuolingoで学習すると、大学1年の1学期のスペイン語教材の内容を26~49時間(平均34時間)で習得する、との結論が出ました。
※Duolingoは学習効果がありますか?、Duolingo、無料で英語を学ぼう
ダッシュボード、個別指導、ゲーミフィケーション
この度、学校の先生が生徒たちの進捗をチェックできる「ダッシュボード機能」が、新たにDuolingoに加わりました。今までは自学自習アプリだったのですが、これでDuolingoも教室でも使える語学教材になったと言えるでしょう。
Duolingoの良い所は、もともと自学自習ソフトという点から、個別指導に最適であるということ。集団授業に採用する場合でも、生徒各々が自分の学力に合わせて学習を進めることができます。そして担当教師は、ダッシュボードを見ながら、おのおのの生徒に合わせて細かい指導をすることが可能です。
また、Duolingoの最大の特徴であるゲーミフィケーションですが、学習者はゲーム感覚でモチベーションを維持しながら学習を続けていくことができます。さらにDuolingoは実際にWeb上で使われている言語を流用しているので、生徒たちは生きた語学を学ぶことができます。これもモチベーションアップに寄与すると思います。
授業で会話、Duolingoで基礎
現在、Duolingoでは読み書き+聞くが主体なので、スピーキングはあまり重視されていません。したがって、これを逆手に取り、学校の授業では「会話」を重視すれば、語学のすべてがカバーされることになります。
無料で楽しく語学を勉強し続けやすいDuolingoですが、学校のカリキュラムと連動させることで、授業では語学センスを磨く「会話」にフォーカスすることもできます。こういった学習カリキュラムの運用上のメリットも見逃せませんね。
※参考資料:
・Duolingo | 無料で英語を学ぼう
・無料で英語を学べる「Duolingo」の学習効果は?、PC Online、日経BP社、2014年06月19日
・ゲーミフィケーション、Wikipedia、最終更新2014年04月05日