東大80連敗 明大に完封負け
<東京6大学野球:明大4-0東大>◇第2週第2日◇21日◇神宮
東大が0-4で明大に敗れ、10年秋から続く連敗が「80」まで伸びた。上向きだった打線が沈黙し6安打完封負けを喫した。今春の早大1回戦に敗れ71連敗。自ら持っていたワースト記録を更新。その後も連敗は止まらず春が終了。秋はこれが4試合目だった。※日刊スポーツ、2014年09月21日、Yahoo!ニュース、引用
すみません。つい野球好きなので、どうしてもこの話題に触れたくなりました。「東大80連敗」です。やはり、有望な高校野球の選手を集め、当然に野球ではセミプロ・レベルの他大学の野球部と、偏差値70超の最難関入試を突破せざるをえない東京大学野球部では、その格差は歴然としています。
しかし、一応「ゲーム」は作っていますね。明治大学を4失点で抑えている。ボロボロの大敗ゲームではない。これが、フィジカル優位のラグビーあたりだと、東大は絶対(?)勝てないと思う。しかしながら、野球は“肉体のチェス”と誰かが言っていたが、技術面や戦術眼もとても重要です。
例えば技術面ですが、投手の球速は10km/h差があると0.03~0.04秒の違いが出る。ということは、120km/hと150km/hとの間に0.09~0.12秒程の違いしかない。つまり、打ちごろの球と超剛速球の時間差はたった0.1秒ほど。だから、単純にストレートだけの打撃練習を積み、動体視力が追いつけば、実は150km/hの球でもとりあえず打てる。
マネー・ボールとセイバーメトリクス
したがって野球の場合、相手の手の内がわかれば、あるいは野球観・理論を再構築すれば、フィジカルで劣る東大生でも、技術と戦術で対応できる余地がある。それを証明したのが、メジャーリーグの貧乏球団、オークランド・アスレチックスだ。「マネー・ボール」理論で有名だが、彼らは統計学的手法である「セイバーメトリクス」(数理科学的な測定基準)で常勝軍団に躍り出た。
東大生なら数理科学はお手のものでしょう。東大野球部もここまで負け続けたのだから、彼らの野球観を根本から見直してもいい。従来の野球理論から大きく逸脱しようが、かまわない。セイバーメトリクスならぬ、“東大メトリクス”を再構築して、上位チームを脅かしてほしい。
野球とネット塾
それと、今後はネット塾系を主体に勉強して、東大合格する野球選手も出てくるかもしれません。受験サプリなどのオンライン予備校はスマホ(スマートフォン)やタブレット・ベースであり、受験勉強において時間と場所の融通が効きやすいからです。すなわち、野球のトレーニングを続けながら、受験勉強にも打ち込める。それも不可能ではない。
高校で有望な“野球小僧”が練習を続けながら、例えば「受験サプリ」で効率よく勉強して、東大に合格する。今後はそんなケースもありうるでしょう。 かつての1981年に続き、21世紀の新「赤門旋風」がくる日も近いと、筆者は思うわけです。
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※参考資料:
・マネー・ボール、Wikipedia、最終更新2014年09月01日
・セイバーメトリクス、Wikipedia、最終更新2014年4月28日
・東京大学運動会硬式野球部、Wikipedia、最終更新2014年07月26日
・1981年春・赤門旋風、東京六大学野球ファン