･･･ストレス解消法というと何か特別なことをするイメージがありますが、もっとも手軽にできる方法は「食事のときにしっかり噛む」こと。たったそれだけで、実はストレス解消に大いに効果があるのです。･･･
リラックス効果を脳に伝えるセロトニンという物質は、一定のリズムで運動するときに多く分泌されます。つまり、ものを噛むことも一定のリズムを刻む運動の一つ。昔から「よく噛んで食べなさい」と言いますが、よく噛むことによって消化を助けるだけでなく、脳に刺激を与えて気持ちをリラックスさせる効果があるのです。･･･
※噛めば噛むほどストレスが解消できる、小さな組織の未来学、蒲池桂子・女子栄養大学教授、2016年05月24日
う〜ん。これはストレスの多い受験生には非常にためになる情報ですね。
近年の現代人は忙しい仕事や生活に追われ、食事時にしっかり噛まなくなったと聞きます。筆者自身も飲み込むように（？）食べているので、まさに実感している次第です。それに合わせて、現代社会の食品全般は概してとても柔らかく、食べやすくなり、あまり噛まなくても良いようになりました。ラーメンしかり、ハンバーガーしかり、です。
「食事のときにしっかり噛む」
それに対して、社会の高度情報化が進展し、全体的にストレス過多の様相を呈しています。人間の脳が、サイバー化が進む世の中について行けない･･･そう感じられる方々も多いでしょう。現代はやはりストレスの多い社会なのです。
それを解消するためには、「食事のときにしっかり噛む」という、カンタンではあるものの、ちょっとした発想の転換が必要なノウハウです。ノウハウというほどのものではありませんが･･･。とにかく「しっかり噛めばストレス解消」と管理栄養士の蒲池桂子先生はおっしゃる。これはすぐにでも実践したいですね。
