ピンクの象さんはいないのに・・・

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・・・英語の教師は、こういうふうに間違えるぞ、こういうふうに間違えるぞ、と強調すると、皆さんが暗示にかかって、結果的に間違ってしまうということがある。・・・ヤメろよというと頭のなかに浮かんでしまう。ピンクの象さんはいませんよねって考えた時に、(逆に)ピンクの象さんが頭のなかに浮かぶっていう心理学のテストがある。・・・

※高3 スタンダードレベル英語<文法編> 第2講 時制(2)、関正生先生、受験サプリ、主旨の引用

これは受験サプリでの関先生のちょっとしたノウハウですが、要は正しい部分のみを覚えましょう、ということ。参考書でも英語の教師でもつい「間違えやすい」ポイントを “連呼” しやすい。「ダメな形」を強調しやすい。これは心理学的に「ダメな形」が頭に残りやすい・・・という最悪に結果をまねく傾向にある。

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だから、「ダメな形」ではなく「正しい形」を連呼しましょう、とおっしゃいます。ピンクの象さんはいないのだから言及せず、存在するグレーの象さんの話をしましょう、ということです。○○はダメよ、と言うと逆に○○を思い浮かべ覚えてしまう。勉強の一つのコツであると同時に、リスクの一つでもあります。

関先生は「discuss it」が正しく、「discuss about it」が間違っているケースを例に、あくまで「discuss it」だけを覚えてなさいとおっしゃいます。なるほど。「discuss about itは間違いだゾ!」と覚えると、逆に本番の試験場でアセって「discuss about it」と回答してしまう可能性がある。コワイ、コワイ・・・。

※参考資料:
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ピンクの象が見える、Wikipedia、最終更新2015年09月15日

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