※写真:写真素材 足成【フリーフォト、無料写真素材サイト】、引用
私には周りの人たちから、驚かれることがいくつかあります。そのひとつが私の「集中力」です。・・・一方で、つい最近まで集中していたことすら忘れるので、付き合いの長い人は、実は私の「忘れる力」のほうに驚いています。
私からすれば、集中して吸収し終えたら次へと進んでいるだけですし、過去に起きたことを抱えているほうが足かせになると思うのです。次に繋がらない余計なことは忘れたほうがいいのです。・・・
集中できるか否かは、二度と戻らない自分の時間をそこに投下するわけですから、自分がやっていることにある程度の価値を見出せているかが鍵ではないかと思います。・・・
※集中力を鍛える「忘れる力」 <経営者の言葉:アキュセラ・窪田 良>開眼!「朝令暮改」仕事術 第25回、PRESIDENT Online、2015年09月30日
過去を振り返らない
勉強も仕事もこれだろうね。タレントのタモリさんも「過ぎたことは仕方がない」と達観し、あまり過去を振り返らないそうです。また、ギョッとする比喩的な表現ですが、過去は死体みたいなもの、と言った人がいたっけ。過去の事実は誰も変えることはできない、という “事実” は厳然とあるわけです。
筆者もかつて転職したり、勤務先の合併を2度も経験したりしたのですが、この「過去の仕事」とのつきあい方を痛感しました。「転職」の場合、勤務先が変わってしまうので、過去の仕事は引きずりません。「過去に起きたことを抱えているほうが足かせになる」ことはありません。スッキリしたものです。
ところが、「合併」の場合、①過去の仕事はそのまま引き継ぎ、②合併先の会社の業務も新たに取り込み、さらに③新会社の新しい仕事にも取り組みます。三重苦です。誰も助けてくれません。きついです。まさに「過去に起きたことを抱えているほうが足かせになる」経験でした。もちろんリストラも付きまといますし、後ろ向きの仕事も多いので、精神的にも疲れます。
余計なことは忘れたほうがいい
野球で言えば敗戦処理の投手みたいなものでしょうか。それが長期にわたると、なかなか精神的にも肉体的にも厳しいものがあります。この時は合併作業上の事情もあり、「次に繋がらない余計なことは忘れたほうがいい」とはなりませんでした。
でも、その個人的経験から、この「忘れる力」がいかに重要であるかは分かります。故・田中角栄元首相も「食って、寝て、忘れろ」と何かにつけて(いやなことを)「忘れる」大切さを語っていたそうです。余計なことはさっさと忘れたほうがいいのです!
・・・でも(例えば大学受験生なら)英単語や漢字は忘れずに、たくさん覚えておきたいものですがね。
※参考資料: タモリのユルい名言から学ぶ、頑張らない人生哲学、NAVER まとめ、2014年12月05日