算数・数学が苦手な親と子

・・・1つは、親自身が算数・数学が嫌いな場合、あえて子どもの前で嫌うような言動をしないということです。親が算数に苦手意識を持っていると、子どもに伝染してしまうことが実に多いのです。・・・例えば買い物行ったときに、合計金額を出すクイズを出すとか、お風呂で掛け算の九九のクイズをやるとか、お小遣い帳をつけていくなど、日々の働きかけによって数字に対する興味関心を引き出すことは可能です。

もうひとつは、算数・数学が得意な親の場合です。子どもができないと、叱る傾向が強いと感じます。・・・感情を吐き出すのではなく、冷静に原因分析するという建設的な方向へ“意識的”に持っていくしかないでしょう。・・・

算数が苦手な子は「3つの誤り」を犯している、石田勝紀氏(緑進学院・代表取締役)、東洋経済オンライン、2015年07月16日、引用

算数・数学の日常活用作戦

実は私も算数・数学が苦手でした。しかし、子どもが就学して、これはイカンと『ドラゴン桜』(漫画)を参考に、日常生活で出来るだけ暗算や筆算を心がけるようにしました。そうしたら、歳をとっても計算力等は向上しますね。自分でもびっくりです。

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そうなると子どもにもある程度自信を持って接することができます。例えば買い物でも外食でも、さっと計算してみせる。会話の中で、自然にカンタンな方程式や統計をチラッと含ませる。子どもたちも言葉には出しませんが、内心「算数・数学は役に立つな」と実感しているでしょう。

この暗黙の “算数・数学の日常活用” は当然ながら子どもたちへの教育にいいし、それ以上に社会生活や人間関係全般への波及効果も一定程度あると思う。現代の情報化社会・サイバー経済は数学とは切っても切り離せないからね。

算数・数学が苦手な親のほうがいい?

上記・石田勝紀先生のコメントから類推するに、ケースによっては算数・数学が “苦手” な親のほうが、子どもを数学好きにする可能性があるかもしれません。算数・数学が苦手な親は算数・数学に対し「謙虚」な傾向があるから、もし私のように親自身が苦手から(少しだけ)得意になっても、子どもに必要以上に叱ることはないと思う。

というか、親自身が算数・数学が苦手だったので、むしろ算数・数学ができると子どもを褒める傾向が強い。褒められれば子どもは嬉しいので、心理学的にも知らず知らずのうちに子どもは算数・数学が好きになるでしょう。やはり教育は褒めて伸ばすが基本ですからね。

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