デフォルト・モード・ネットワーク


※写真:吉田たかよし公式ホームページ、引用

・・・難しいものは、後回しにしがちだけれど、とりあえず着手は早くしたほうがいい。というのも、難解な仕事ほど脳で処理する作業が複雑で、どうやればよいのか答えが見つからない。

でも脳は自分で意識していないときも無意識に問題を解決しようとするデフォルト・モード・ネットワークという働きがあります。・・・手を付けて行き詰まったらほかのことをすればいい。寝るのもいい。その間に自動的に脳が情報の処理、整理整頓といった複雑な作業をしてくれ、そこからアイデアが生まれるのです。

その時間をキープするためにも、やはり早くスタートラインにつく必要がある(吉田院長)・・・

本郷赤門前クリニック院長 吉田たかよし:1964年生まれ。東京大学大学院で生命工学を研究しながら国家公務員I種経済職試験に合格。NHKアナウンサー、代議士秘書を経て、医師免許取得。日本初の受験生専門心療内科クリニックを開設。

複数の仕事は同時にやるべきか、1つずつか?、PRESIDENT Online、2015年06月30日

無理はしない

テレビでもお馴染みの吉田たかよしさんは「灘高、東大、国家公務員試験1種、医師国家試験、NHK入社試験、政策担当秘書資格」など、超難関試験を全てストレートで合格してきたツワモノです。まぁ並ではない(当たり前か)超人みたいな人なのですが、勉強法は比較的オーソドックスで、巷でよく言われている方法です。

ただ、ムリ・ムダ・ムラがない。ムリ・ムダ・ムラって言ったら「トヨタ生産システム」を思い浮かべますが、とくに脳の機能「デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)」の考慮してか、無理(ムリ)をしないのが特徴です。

なんだかんだ言っても彼は勉強が好きなのでしょうが、その点を除けば、一般ピープルにも参考になるノウハウをたくさん持っています。日常の勉強方法から過去問・模試の利用方法、本番の試験で気を付ける点、さらには食事ノウハウや脳科学的な観点など、一定の根拠があり “ムリのない” やり方を推奨しています。

 試験に受かる「技術」 灘高が教えてくれた「超」合理的メソッド (講談社現代新書)

なぜカレー?

さて、吉田先生の著書のなかでも『なぜ、東大生はカレーが好きなのか 脳を鍛える最強の食事術』(祥伝社、2010年)は面白い。東大生の受験ノウハウや勉強方法への解説というより、いかにカレーライスが脳の活性化に役に立っているか、さらにはアルツハイマーの予防に光明を見出しているか・・・を端的に説明しています。

さっそく私も自宅の近くのドラッグストアでカレー粉(カレーパウダー)を買おうとしたら無かったので、とりあえずレトルトカレーとカレールーを買いました。例えば朝に “レトルトカレー朝食” を食べるだけでも、一定の効果(?)はあるそうですから。

 インデアンカレー カレー粉 160g ★Amazon.co.jpベストセラー1位(カテゴリ:カレー粉・カレーペースト)

※参考資料:
浮かび上がる脳の陰の活動、日経サイエンス、2010年06月号
ムリ・ムダ・ムラの意味 – MBA経営辞書、goo辞書
知らなきゃ損してる?ルーなしで作る激ウマ簡単カレー、NAVER まとめ、更新日2015年02月05日

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