まずは国語の勉強をせよ

米ハーバード大学、フランスのビジネススクールINSEAD(インシアード)で学び、その後25年近くにわたって欧州の投資銀行や国際決済銀行(BIS)、経済協力開発機構(OECD)などで年金運用のプロとして活躍。日経ビジネスオンラインで『英語の公用語化って何?』を連載して人気を博した河合江理子氏。・・・2012年に設立した全寮制の5年制大学院「思修館(京都大学大学院総合生存学館)」の教授に就任。・・・

英語を小学校で導入するのは賛成ですが、国語教育もしっかりしてほしい。母語で論理的に書いたり、話したりできない人は、英語で論理的には話せませんし、書くこともできません。・・・

日本の時事問題についても、答えられなかったら困りますよ。例えば日本の政治、日本人というだけで、「どうして首相がしょっちゅう代わるんですか」「アベノミクスという改革についてどう思う?」とか、普通に聞かれるわけです。・・・私も日本について積極的に話して海外で友人を増やしていきました。・・・日本人なのに京都を知らない、日本の文化を知らないでは、話になりません。

「英語を学ぶのは“スポーツ”と考えた方がいいですよ」、日経ビジネスオンライン、2014年07月11日、引用

第一に “国語” を学べ

学校教育にはいろいろな考え方がありますが、ひとつのスタンダードに「まず第一に “国語” を学べ」というのがあります。受験対策的に見れば、映画『ビリギャル』よろしく、国語がダメダメだと、“試験問題” そのものが読み取れない・・・ということになりかねません。(映画ビリギャルにそこまでの描写はなかったかな・・・)


いずれにせよ、すべての教科、すべての授業、すべての教科書が日本語で作られているわけで、まずは「国語」を一定のレベルに引き上げないと、教育プログラム自体が成立しません。河合江理子・京大教授もそのことをまずは指摘しています。オンライン予備校「受験サプリ」でも、受験生応援の「やる気プラス」というサイトで、「まずは国語の勉強をせよ」と檄を飛ばしています(?)。

※画像: 伝説の受験マンガ「ドラゴン桜」受験の秘訣百箇条、大学受験に効く【受験サプリ】、引用

第二に河合先生は、英語を学ぶにしても、母国語である日本語があやしいと、外国語である英語もあやしくなる、と看破しています。河合先生は海外留学しかもハーバード大学出身ですから、いかに日本語でキッチリ論理的に考えて、それを英語で的確に表していくかが重要だと身にしみているのでしょう。

日本人なのに日本のことを知らないと・・・

さらに、皆さんも経験されていると思うのですが、海外で日本人なのに日本のことをあまり知らないと、会話が続きません。白けます。もちろん海外で知人・友人もできにくいでしょう。日本人ならば、一通り日本の政治・経済・文化に “一家言” あってしかるべきです(と海外に行くと痛感します)。

今であれば、たとえば海外旅行や出張の前に、池上彰さんの著書あたりはさくっと読んで、出かけて行きたいものです。なんというかそういう意味でも、一般の初等教育・中等教育は人生に “役に立つ” と思います。やはり人生の局面で思いのほか大切なのは、一定の「教養」(リベラル・アーツ)だと思うからです。

  
※参考資料:
中等教育、Wikipedia、最終更新2015年02月04日
リベラル・アーツ、Wikipedia、最終更新2015年04月21日

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