国語できない子は英語も伸びない

ヒアリングマラソン・ジュニア シリウス
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「国語できない子は英語も・・・」早期化に賛否両論

諮問を受けた中央教育審議会では、英語教育の早期化も重点的に議論される。国語力の低下が指摘される中、小学校での英語教育強化には賛否両論あり、専門家から「子供たちの語学力向上が実現できていない」との指摘も。中教審はより効果的な方策を導き出す課題を抱えている。・・・

国語力の低下が問題視される現状では反対論も根強い。民間有識者でつくる「教育再生をすすめる全国連絡協議会」は昨年、下村文科相に対し、賛否両論を含めた国民世論に配慮するよう要請。グローバル人材育成教育学会長を務める小野博・福岡大客員教授(コミュニケーション科学)も「国語のできない子供は英語も伸びない。これまでも早期化が進められてきたが、効果は上がっていない」と指摘する。・・・

イザ!、2014年11月20日、引用

2014年9月、文科省の有識者会議は小学5年生から英語を正式教科にし、準備段階である英語活動の開始を現在の小学5年生から3年生へ前倒しすることを提言しています。でも、小5はいいとしても、小3は早過ぎないかなぁ。

小3では早過ぎる

語学は早く始めたほうがいい、と言われますし、それはその通りでしょう。ただ私自身の経験から、日本語がまだネイティブとして十分でない小学3年生は早過ぎると思う。なぜかと言えば、子ども本人の日本語という基盤が弱いので、英語も取り入れにくいと言いますか、どう取り込んで良いのかわからず混乱すると思う。

もちろん、小3で英語活動をはじめたとして、英語好きの子供たちはどんどん覚えて使っていくでしょう。ただ、全員がそうなるとは思えない。小3というとやっと日本語内に「漢字」をだんだん多めに取り込んでいる時期です。そこで英語を学ぶと、子供によってはかなり混乱すると思う。

不幸なことに、日本語と英語では、発音から文字から文法からあまりにかけ離れている。共通の文化もあまり無い。つまり、ドイツ人の8~9歳が英語を学ぶのとは、わけが違う。これは子供にかかる負担は大きい。義務教育としては、かわいそうです。

英語スタートは小5が良い

やはり英語学習のスタートは小学5年が良いでしょう。小5であれば、なんとなく世の中の流れもわかりかけてくるし、日本語能力も基本的な部分では完成しつつある。小学校生活にも慣れています。英語を学び始めても、日本語と英語の比較も可能です。そうなると、英語を学びやすいし、学ぶにあたってのモチベーションも得やすい。

公共教育・義務教育の場合、私塾などと違って、特定の子供たちに英才教育を施すわけではない。すべての子供たちに網羅的に学ばせる形なので、あんまり欲張ると失敗する。語学は早いほうがいいと言いますし、国際競争力の観点からも政府サイドも焦っているのでしょうが、小3はやめて、せめて小4、できれば小5から英語学習開始としましょう。

大丈夫です。小5からで十分間に合います。むしろ焦って小3から始めるより、落ち着いて小5から英語学習したほうが、効率的に学習が進み、教育効果も得られるでしょう。何事も、過ぎたるは猶及ばざるが如し、です。


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