※写真: Clear、勉強ノートまとめアプリ、アルクテラス株式会社、引用
アルクテラス/勉強ノートまとめアプリ「クリア」ver1.5.0リリース
アルクテラスは2月26日、勉強ノートまとめアプリ「クリア」ver.1.5.0をリリースした。ノートをカメラで撮影して取り込み、ツールで勉強しやすく整理、いつでも、どこでもノートを持ち歩ける。シールやマーカー機能を使って、きれいに整理することも、友だちとノート共有機能で共有し、分からない問題をメッセージ機能で解決することも可能。・・・
※ICT教育ニュース、2014年3月4日、引用
勉強ノートまとめアプリ「Clear」
教育ベンチャーのアルクテラス株式会社が出している“勉強ノートまとめアプリ”「Clear」(クリア)ですが、ありそうでなかったアプリです。基本的に“手書き”のノート情報を、クラウド(サーバー)とスマホ(スマートフォン)でやり取りすることで、効果的な勉強を進めようという発想です。
学校の生徒・学生のノートをスマホで共有しましょう、というもので、手書きのままというのがウケたのか、なんと「日本e-Learning大賞2014」の経済産業大臣賞を受賞しました。スマホのスマートと手書きのアナログとのミスマッチが、案外良い形で化学反応を起こしたようです。
参考書よりも分かりやすい(!)
アルクテラス社の新井豪一郎社長いわく「学生目線なので、参考書よりも分かりやすい場合が多い。・・・きれいなノートを見ることで刺激を受ける。自分のノートのとり方にも生かすことができるのでは」とのこと。それに「きれいに書かれたノートが捨てられるのはもったいない。データベース化することで優れた参考書になる・・・」(産経ニュース、2014年11月03日、引用)。なるほど。
新井氏自身、子供のころは大の勉強嫌いだったそうです。しかし、小学6年生のときに「自分で編み出した勉強法」でぐんぐん成績を伸ばし、みごと慶應義塾志木高等学校に合格。そのご自身の体験も、このClear開発に陰ながら反映されているかもしれません。
授業情報の“回遊”
Clearは“ノート共有”というコンセプトなので、生徒同士を結びつける効果もあります。あるいは場合によっては、教師と生徒を結びつけるアプリでもあります。教師が一方的に教えるだけでなく、受ける生徒側がどう理解しているか、という授業情報の“回遊”が、このClearを使えば、スマホやタブレットを通じて起きるわけです。ソーシャルネットワーク的ですね。
こうして「ノート共有空間」ともいうべきバーチャルなデジタル空間で、教師が発信する授業情報は、より洗練されていく(あるいは面白くなっていく)わけです。やはり教師一人の発信情報だと、いわゆる独りよがりになる可能性もあります。しかし、より多くの生徒たちの“脳内”を通過することで、単なる授業のノートが非常にわかりやすくこなれた内容に進化する可能性が大きくなります。ウィキペディア(Wikipedia)みたいですね。
こうして、中高生に神️と絶賛される勉強ノートもでてくるわけです。そう、神ノート職人「みいこ」さん現象(!)です。Clearでランキング1位をひた走る「みいこ」さんの勉強ノートは、そのクオリティーの高さに賞賛の雨あられ(?)です。やはり学校の勉強といえど、人間が行うコミュニケーションのひとつであり、この「Clear」はそれらを十分にサポートしうるプラットフォーム製品でしょう。
※参考資料:
・スマホで勉強効率化、お助けアプリ続々 「単語帳」「手書きノート」共有、産経ニュース、2014年11月03日
・2014/10/31【Clear】日本e-Learning大賞2014 経済産業大臣賞を受賞しました、ニュースリリース、アルクテラス株式会社
・日本e-Learning大賞 – e-Learning Awardsフォーラム、2014年11月12日
・Clear、勉強ノートまとめアプリ、アルクテラス株式会社
・勉強好きをつくる!? 子どもの特性から最適な指導方法がわかる教育システムを手がける「アルクテラス」、SmaBI(スマビ)、ドリームゲート事務局、2013年01月29日
・【これはすごい】中高生に神♥️と絶賛される勉強ノートが素晴らしすぎる!神ノート職人みいこさん!、NAVER まとめ、更新日2014年11月14日