小学校の外国語活動

小学校の外国語活動、「教員の指導力・技術」に課題

日本英語検定協会の英語教育研究センターは10月28日、「小学校の外国語活動および英語活動等に関する現状調査」を発表した。外国語活動で問題や課題に感じていることは、「教員の指導力・技術」が最多となった。・・・

平成23年度より小学5~6年生を対象に外国語活動が導入され3年目となり、1~4年生への英語活動への取組みにも動きがある中、同調査では、全国の国公私立小学校に、導入後の変化、現場での課題や取組みについてたずねている。・・・

外国語活動で問題や課題に感じていることは、1位「教員(HRT等)の指導力・技術」、2位「指導内容・方法」、3位「ALTとの連携および打合せ時間」となった。・・・
CHIeru.WebMagazine、2014年10月29日、引用

小学校の現場は大変

小学校の外国語活動(≒英語活動)ですか。大変ですね。安倍政権になってから、国は英語教育により一層の力を入れていますから、それはいいのですが、小学校の現場は大変でしょう。もともと近年まで、小学校で英語など外国語を教えるカリキュラムになっていなかったからね。

小学校英語指導者資格認定 アルク児童英語教師養成コース

小学校の先生でも、簡単な英会話くらいはほとんど大丈夫でしょう。しかし、児童に教えるとなるとこれは責任重大です。英語教育研究センターの調査でも、「他教科への影響も含め、授業時間の確保の問題」「指導内容や教員の育成・確保などの質の問題」「教員の負担増などへの懸念」などが挙がっていました。

まず、児童への物理的な授業時間を捻出しなければならない。教科全体のバランスを見なければいけませんから、かなり慎重を期する作業になります。そして、教える教員の他の仕事で忙しいにもかかわらず、英語リテラシーというか、さらには英語クオリティーをも求められます。ネイティブじゃないんだから、ブロークンでいいだろう・・・はさすがに通用しない。

英語専門教員が指導

やはり、というか当然というか、外国人教員など英語専門教員が指導するケースも多いようです。これに関しては賛否両論がありますが、語学の場合、ネイティブスピーカーの力を借りるのは、もちろん悪くないと思います。CDやDVDなどの英語教材を使うより生のネイティブ先生の方が、児童のやる気も違ってくるからね。

いずれにせよ、語学はスポーツみたいなもの。試行錯誤があるにせよ、小学生の早い時期から英語に親しむのは、良いことです。将来は海外経験のない純和製バイリンガルの子どもたちが生まれるかもしれませんね。



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