宿題する子は学力高い

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※写真:写真素材 足成、二宮金次郎像

学歴・収入で子に学力差=勉強習慣、親の関与も影響-学力テストで分析・文科省

両親の学歴や世帯収入が高いほど子どもの学力も高い傾向にある一方、家庭環境にかかわらず宿題をする子も学力が高いことが、昨年4月の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)を基に実施した文部科学省の委託研究で28日、分かった。

収入が増えるにつれ塾代などの学校外教育費支出が多くなり、子どもの正答率も高まった。・・・
親が子どもに本や新聞を読むよう勧めたり、読み聞かせしたりすることも学力に強く影響していた。・・・
時事ドットコム、2014年03月28日、引用

①「両親の学歴や収入が高いほど子どもの学力も高い」が、同時に②「家庭環境にかかわらず宿題をする子も学力が高い」という文科省の調査が出ました。①は最近は定番のパターン(?)で語られていましたが、興味深いのは②ですね。

「宿題をする」重要性

②の「宿題をする子」はもちろん学力も高いでしょうが、もう少しつっこんでみると、学習塾などに行かなくても自ら主体的に学校の勉強をこなせば、子どもたちは十分な学力を備えることができる。そういうことでしょう。やはり、主体性と基本学習が重要なのです。

親の学歴や収入に関して、子どもたち自身の努力ではどうにもなりません。親が低学歴だ、お金も無い・・・子どもたちにとって、これはどうすることもできません。この“お金”にまつわる部分は、コストパフォーマンスに優れたネット塾が登場した背景でもあるのですが・・・。

インターネット自宅学習システム「e点ネット塾」

いずれにせよ、家庭環境が勉強するにはあまり適さないとしても、地道に学校の「宿題をする」ことはできます。そして、それを続けることもできます。結果として“宿題をする子どもたち”は高い学力を得ることになります。それは十二分に可能でしょう。

東大法学部“首席”卒の山口真由・弁護士がすすめる勉強法に、「教科書(基本書)7回通読」があります。この勉強法も、②の「宿題をする」に通じます。すなわち、基本の反復継続こそが、(細かいノウハウは別にして)スポーツでも勉強でもそのトレーニングの王道なのです。


天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある、山口真由(著)、扶桑社、2014年


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