アマゾンの次のビジネスは? eラーニング企業買収を発表
米アマゾンは現地時間10日、eラーニング企業の米テンマークス(TenMarks)を買収すると発表した。テンマークスは、幼稚園から高校までのK-12と呼ばれる教育期間を対象に、オンラインで算数・数学の学習コンテンツを提供している。・・・
テンマークスのコンテンツは・・・全米で多くの学校や生徒に学習で取り入れられている。米アマゾンはこうしたeラーニングのノウハウを手に入れることで、eラーニング事業に本格参入できるのはもちろん、学校をはじめとした教育機関や家庭に教育用端末としてキンドル等の同社製品を販売していく足掛かりを持ったことにもなる。
※アスキークラウド、2013年10月11日、引用
ビックリしましたねぇ。以前、アマゾン(アマゾン・ドット・コム)が教育サービスにも手を伸ばし、ネット塾系の商品を扱うと言ったのですが、ホントになっちゃいました(キンドルによるネット塾販売(?))。
なんでもテンマークスの数学プログラムは、既にキンドル等で学校現場に利用されているそうで、実績十分なわけです。今回の買収は、ある意味、自然な成り行きです。今後も、当面はキンドルを通じ、教育現場に浸透する戦略でしょう。
三つ子の魂百まで
eラーニング、それもK-12対象企業の買収ですから、そのポテンシャルは桁外れに大きい。「三つ子の魂百まで」よろしく利用者は幼少期からアマゾンのサービスに親しむわけです。アマゾンは長期的かつ安定的な潜在顧客をガッチリつかむ可能性がある。
ただ、教育それもK-12の公共教育を対象とする場合、利益を上げるには長期戦になるでしょう。やはり短期的なビジネス戦略はとりにくい。公共教育とビジネスは水と油だからね。時間をかけ、様子を見ながらじっくり取り組めば、アマゾンに将来大きな利益をもたらすでしょう。