MOOCsレポートその2です。
オンラインと対面学習をミックス
Cindy Carbajal先生はビデオ授業で、「多くの学区では、オンライン学習と従来の対面学習をミックスした教育カリキュラムを導入している。」(Many districts are creating blended learning programs that combine online and face to face instruction.)という説明がありました。
アメリカでも、福岡大の英語教育プログラムの例(「eラーニングと授業」参照)と同様、オンライン学習(eラーニング・ネット塾)と対面学習をミックスさせるのが良さそうだと、思い始めているようです。やはり、例えば反転授業(反転学習)が良いのかもしれません。
Carbajal先生いわく、もう少し分析すると、学年があがるごとにeラーニングの比率が上がるようです。K-5(小学1~2年あたり)だと多くても15%がeラーニングの比率ですが、K-6~8(小学3~5年生)では多いときは50%、K-9~12(小学6~中学3年)になると最大75%がeラーニングとなるそうです。
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なるほど。年齢が低いほど、教師によるマンツーマンに近い教育が必要で、年齢(学年)が上がるに従って、eラーニング(オンライン学習)に取って代わる。確かに従来の傾向でも、大人は子どもに比べ、読書や映画やテレビなどで、近年はインターネットで勉強(情報収集)をします。
また、一般的に大人は講師から一から十まで丁寧に直接教わるということを自然に避ける傾向があります。これは「恥をかきたくない」という感情と同時に、すでに多くの情報が脳にインプットされているので、そこまで懇切丁寧に教わる必要性も無いということでしょう。脳内の情報が重複するわけです。理にかなっているのですね。
※参考資料: K–12 (education)、Wikipedia、last modified on 27 September 2013