手書きの効用


※画像: マイナビニュース、2013年05月22日、引用・リンク

最近の脳科学では、「手書き」が脳の活性化に一役買っている、との見解がある。電極による脳の活動をチェックしたところ、例えば「手書き vs ケータイ入力」では、手書きの方がかなり脳の活動量が多いそうです。これはおそらく下記ステップのように、手書きの方がより多く脳やカラダを使う必要があるからだと思われます。

【ケータイ・パソコン】文章の構築 → キーを打つ → 目視確認
【手書き】文章の構築 → 文字を思い出す → 手を動かす → 目で動きを追う → 目視確認

手書きの場合、脳は忙しい

ケータイやパソコンが3ステップなのに対し、手書きは5ステップ。つまり、手書きの場合、脳は忙しいのです。「手書き」では、①文字を思い出す必要があり、②手を紙の上で正確にコントロールしなければならないし、③目で状況を制御しなければならない。ケータイやパソコンの場合、①文字はケータイ等が覚えているし、②キータッチはパターン化されているし、③日本語入力システムが制御してくれる。

つまりケータイ等では、脳はかなり休めるのです。ケータイやパソコンのキー入力では、脳にとって “楽ができる” と言っても良い。

さらに、日本語の場合、習字ではないが、ハネ・トメ・ハライなどの筆記テクニックがあり、一種の絵画テクニックとも思える。このあたりも、人間の右脳を中心に脳の活性化が図られるようです。

ネット塾(インターネット学習塾・オンライン予備校)でも、「手書き」を取り入れようという話も一部では取り沙汰されているようですが、なかなかハードルが高い。タブレット端末とデジタルペンを揃え、それに合わせたソフトウェアを動かし、クラウド対応するわけですが、これにはまだまだ相当の時間がかかりそうです。ワオスタディーを除いては・・・。

ワオスタディーの手書きへのこだわり

“手書き学習” で有名なワオスタディーではデジタルペンと専門用紙を使います。最新技術を駆使した「デジタルペン」は、そのペン先にカメラが内臓され、筆圧を感知しカメラのスイッチが入ります。ペン本体にはA4x40枚分の情報が記録でき、超小型カメラには毎秒75回もの位置情報が読み取られます。これで書き順や書いた時間帯なども把握されます。

また「専門用紙」は、一見普通の用紙に見えますが、どこに何を書いたか分かる “座標” を埋め込んだ特殊な「ドット印刷」が施されています。この用紙上の細かなドット印刷をデジタルペンが読み取ります。ペンがドットパターン座標を読み取るわけです。用紙のどこに何を書いても、正確に特定します。

このように、ペン先のカメラと用紙のドットパターンで、手書きの文字は瞬時にデジタル情報として変換されます。この高度なテクノロジーで、プリントの即提出、翌日の採点返却が可能になっています。

実は、このような学習システムの背景には、ワオスタディーの手書き学習への強いこだわりがあります。これは、手書きが脳を活性化し、記憶や理解を助ける・・・という考えから実践されているようです。


「専門用紙」の活用

実は、ワオスタディーで素晴らしいのは、デジタルペン以上に「専門用紙」にあると考えています。古代エジプト時代より人類は紙(パピルス紙)と共に過ごしてきました。紙はなんと2300年以上も人類と共に文明・文化を育んできたのです。また紙は携帯性に優れ、記録しやすく、電力不要です。これからも紙による情報処理は続きます。

地球上あらゆる場所で使われる「紙」と「ペン」。やはり教育の基本もここにあるでしょう。ワオスタディーはその基本をしっかり守っています。


※参考資料:
文字を書かないと脳が老化しちゃうってホント?、マイナビニュース、2013年05月22日
アイデア創出講座【その1】~手書きだと、本当にアイデアは出やすくなるのか、ライフハッカー[日本版]、2011年07月26日
「手書き」と脳、Letter from the wind 3、2007年01月25日
ワオスタディー、ネット塾ジャーナル、2013年03月08日
パピルス、Wikipedia、最終更新2013年07月13日

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