付箋めくりアプリAC Flip登場

学習塾、iPadで授業効率化 時間短縮し費用抑制

首都圏を中心に学習塾を展開する俊英館(東京・板橋)が6月から提供を始めた指導用アプリ「AC Flip」。米アップルの多機能携帯端末「iPad(アイパッド)」を使い、プロジェクターにパワーポイントのようなスライドを映して授業を進める。黒板がいらず、授業の効率化も実証され始めたことから、公立学校などでの幅広い活用を見込む。・・・

年表や人名を記したスライドをプロジェクターで教室の前方に映し出す際、生徒に暗記してほしい単語には事前に付箋をはって表示する。次にこの付箋をテレビ番組で使われるフリップボードのように、先生が任意の順番でめくれる。・・・

※日経MJ、2013年8月30日付、日本経済新聞・引用

これはすごい。単純にしてすごい。「付箋」ですよ、フセン。「ポスト・イット」が画面上で自在に貼り付けられるようです。


この学習効果は高い。特に学習初頭の基本的ステップで効果を発揮しそうです。どの科目でも当てはまると思うが、ベース部分の学習では、ベース知識の習得が必須です。つまり、暗記。語学や社会学はもとより、理系分野でも最低限の基礎知識の理解・暗記は必要。それを鍛えるには、うってつけのアプリです。

パワポ「付箋貼り」は難しい

プレゼンテーション・アプリのパワーポイントで「付箋貼り」は難しいらしく、それが付箋アプリAC Flipのウリです。パワーポイントでもコメント機能やアニメーション機能などを使えば、できないことはないのですが、難易度はかなり高い。

そもそもプレゼンテーションと「授業」は似て非なるもの。受講者にわかりやすく面白く理解させればいいプレゼンテーションに対し、受講生に理解したうえで “習得” までさせる「授業」は、実は目的のハードルが高い。そう考えると、授業・講義にパワーポイントを流用するのは、若干無理がある。

教育現場から生まれたAC Flip

そこでAC Flipの登場です。かなり自由に “電子付箋” を貼ったりはがしたりできるので、現場の先生には好評のようです。特に学習塾の現場から生まれたAC Flipです。通り一遍の授業では済まない学習塾ですから、このアプリに利便性がいかに優れているかがわかります。今後、多くの学習現場で使われることを希望します。

※参考資料:
AssistClassシリーズ第一弾!AC Flip、日本インフォメーション株式会社
「AC Flip」を無料リリース、ドリームニュース、2013年06月07日
フリップボードのような付箋めくりアプリ「AC Flip」、mobilenavi、2013年08月19日

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