いつ英語?今でしょ!

3歳から5歳まで

2013年05月19日の情熱大陸(TBS系)で、林修先生()は言っていました。
※東進ハイスクール(在宅受講コース※※含む)・東進衛生予備校の現代文講師。
※※東進ハイスクール・在宅受講コース: 東進ハイスクールのオンライン予備校(ネット塾)。自宅のパソコンで東進の授業を受けられます。

真に優秀な、本当のトップレベルの子供たちを形作るのは何か、という問いに、彼はこう言及しました。

3歳から5歳まで。ここは決定的ですね。どういうコミュニケーションをとったか。どういう日本語を聞きながら育ったか。勉強しない子を作った責任は100%親ですよ。・・・(子供が)勉強してモノがわかるのが楽しい、そして子供が知的好奇心に満ちてこう言っているのを、「本当!次はどうなの?」と背中を押さなかったからです。

うわ~。うちの子供はもう中学生・・・。ぜんぜん勉強しない。責任はすべて親であり、もはや手遅れなわけですねぇ。トホホ・・・。

幼児向け教材が好調

幼児教育の重要性が、かつてない強さ(?)で浸透していく中、「英語、小学校前から」という記事を目にしました。

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幼児向け英語教材を購入する親が増えている。・・・英語学習の低年齢化が進んでいる。

旺文社が5月31日に発売する予定の英語教材「えいごであそぼプラネット」は、予約の件数が同社の過去の英語教材と比べて3倍に膨らんでいるという。英語の音声が出るペンが付くなど遊び感覚で楽しめることが人気を集めている。・・・

ベネッセコーポレーション(岡山市)が販売する教材「Worldwide Kids(ワールドワイド・キッズ)」シリーズの売れ行きも良い。2012年度の売り上げは前年度と比べて5%増えた。・・・同シリーズは1~6歳時の利用を想定しているが「最近は1歳前後から使い出す家庭が増えてきた」(同社)という。・・・
※日本経済新聞、2013年05月15日、引用

「小学校から」ではなく、「小学校から」です。いや、さらに「1歳前後」から・・・です。みなさん、力が入っています。例えば、「えいごであそぼプラネット」では現在、ざっくり売り上げが3倍増だそうです。日本人の英語熱も過熱化してきました。

旺文社えいごであそぼプラネット!
ベネッセの幼児向け英語教材 <Worldwide Kids>

しかし、これには「経済のグローバル化」という、背に腹はかえられない背景・状況があるからでしょう。世はTPPなどフリートレードの時代なのです。

グローバルに入ればグローバルに従え

日本テトラパック社長のアマール・ザヒッド氏は、グローバル化に関して、こう述べています。ちょっと長いですが、引用させていただきます。

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・・・日本人はシャイで、はっきりとものを言わないと見られることも多い。諸外国と比べ不足していると思われる英語力もその課題の背景にあるだろう。・・・先日、海外の工場に勤務している技術者の一人が任期終了を控え、現地の経営陣を前に滞在中に達成し学んだことについてプレゼンテーションをした。プレゼンテーションもすばらしかったが、英語力も大幅に向上し、国際的ビジネスパーソンとしての成長ぶりは目覚しいものがあった。

・・・日本人は海外のビジネスをよりよく理解し、グローバル化する顧客のニーズに応えることができる。居心地の良い場所から飛び出し、様々な課題に挑戦することで自分の可能性が広がり、どんな状況にも対応できる自信につながる。

・・・日本では「郷に入れば郷に従え」ということわざがあると聞く。・・・この場合の「郷」とは世界のビジネス社会であり、その有益な一員となるために学ぶべきスキルがある。社員がグローバルな「郷に従う」能力を身に付ける機会をつくれるかどうかは、会社と経営陣次第だと思う。
※日本経済新聞、2013年05月20日、夕刊、引用

英語力がすべてではない。しかし、日本人の元々持っている優れた特質・能力を活かすには、英語力は欠かせない。日本人の英語力の向上で、日本はグローバル化、すなわち「世界のビジネス社会」に(よりスマートな形で)入ることができる。

これはまさに「郷に入れば郷に従え」ということです。ザヒッド氏の言葉から、「グローバルに入ればグローバルに従え」、と読み替えることもできると思う。

英語力はビジネス・ウエポン

確かにビジネスや経済全般において、英語は “必要条件” だが、 “十分条件” ではない。英語さえできればビジネスが成り立つ、というわけではない。もし英語ができることで、商品・サービスの売り上げを簡単に伸ばせるなら、学校の英語教師は全員、脱サラして何らかのビジネスを興しているだろう。

英語はあくまでビジネスという戦場での、ひとつの武器にすぎない。しかし、今日のビジネスにおいて、その “武器” としての英語の有用性は一段と高まっている。英語力は非常に効果的なビジネス・ウエポンなのです。

ビジネス・ウエポン 生き残りたいサラリーマンのための発想術

やはり、「いつ英語?今でしょ!」、でしょう。



ベネッセの幼児向け英語教材 ワールドワイドキッズ

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