※PR TIMES、2013年03月27日、抜粋・リンク
14万超のスクール数
今、日本にはなんと “14万” を超える学習塾やカルチャースクール、スポーツクラブといった “スクール” があるそうです。日本人は習い事が好きなんですねぇ。単純計算ですが、日本人850人に1校の割合です。世界的にも多い方でしょう。もちろん、通常の公立学校など一般の教育施設は除かれます。
スクール運営業務はイロイロ大変
ところが中小スクールの多くの運営業務は、非効率なアナログ処理。ちなみに「運営業務」とは、顧客管理や講座管理、予約管理のこと。①お客様側と②講師・教材側と③そのマッチングですね。スクールの運営業務の特徴は、その「マッチング=予約管理」でしょう。生徒と先生をうまくマッチングしてはじめて商品価値がスタートするからです。
このマッチングは簡単のようでなかなか難しい。お客様である生徒のスケジューリングは強制的に固めることはできないし、人件費のかかる講師のスケジュールもスクール側の都合だけで自由に決めることも実は難しい。ヒト・モノ・カネ・時間を有機的に結びつけて、はじめてスクールが機能し始める。他業種に比べても、スクール稼業はイロイロ手間隙かかるのです。
クラウドサービスで一括サポート
その厄介な「スクール運営業務」を、インターネットのクラウドサービスでサポートしようというのが、株式会社ドルクの「Scoolism」です。スクール向け総合サービス事業を提供する株式会社ドルク(本社:東京都港区)は、2013年03月27日にスクール運営業務システム「Scoolism」を発表しました。
「Scoolism」は現場のスクール運営事業者の意見をもとに、運営業務に適切なクラウドサービスとして開発されました。生徒の入退会や在籍管理(生徒管理)講座スケジューリング(講座管理)、そして予約を受け付ける業務(予約管理)の3つが基幹サービスです。クラウド対応ですので、一括サポートされ、ネットでどこからでもサービスを利用できます。
中小スクールは個別にサーバーを購入・運用する必要はありませんので、費用や手間などの負担があまりかかりません。料金設定は月額5,000円から用意されているそうです。
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ネット塾(インターネット学習塾・オンライン予備校)の場合、「講師」が動画などの「教材」にビルトインされますので、「Scoolism」が有用かどうかはわかりません。おそらく「Scoolism」はリアルなスクール向けなので、ネット塾系の運営業務にはあまり向かないでしょう。
ただ例えば、既存の学習塾・予備校とネット塾系とは(一部で)競合します。既存の学習塾系が「Scoolism」で効率アップすれば、価格(学費)を下げることも可能でしょう。「ネット塾は安い」で書いたように、一般的に価格が安いと言われるネット塾ですが、リアルな学習塾との価格差も縮まるかもしれません。
※参考資料:
・カルチャースクール・お稽古教室・学習塾向けクラウド「Scoolism」をリリース!、PR TIMES、2013年03月27日
・スクール管理システム・予約管理・生徒管理|Scoolism、株式会社ドルク
・カルチャースクール・お稽古教室・学習塾向けクラウド「Scoolism」をリリース!、MSN産経ニュース、2013年03月27日