東京大学で卒業式が行われ、濱田純一学長は「グローバル化が進むなか、タフさが重要になっている。自分の頭で考え、自分の判断を信じて人生を送ってほしい」と述べました。
東京大学は、3年後、初めて推薦入試を導入するほか、入学時期の秋への移行を目指すなど、国際的に活躍できる人材の育成に向けた取り組みを進めています。
26日は、東京・江東区で卒業式が行われ、3090人の卒業生が出席しました。・・・
※NHKニュース、2013年03月26日、引用・リンク
出ましたね。濱田学長(濱田総長)の「グローバル」と「タフ」。総長は相当、危機感を持っています。
東大は世界ランキング27位で、かつ日本の大学ではNo.1です。しかし、少子高齢化が世界で最も深刻で、人口減少に歯止めがかからず、グローバル化に活路を見出さざるを得ない日本国において、その日本の大学の “代表” として、東大は是が非でも世界ランキング10位以内を目指したい。
イギリスのオックスフォード大学やケンブリッジ大学、米国のハーバード大学やスタンフォード大学、カリフォルニア工科大学(カルテック)やマサチューセッツ工科大学(MIT)等と充分に伍していきたい。総長はそう考えているでしょう。
東大生は優秀で頭が良く、分析や統合力、そしてオペレーションの能力も優れています。ただ全体的に保守的な傾向が強い。それがグローバルレベルではひ弱に映る。グローバル的にみると、実行力や突破力、アピールする力に若干難がある、とでも言いましょうか・・・。大変な時代になったものです。
※参考資料:
・平成24年度卒業式総長告辞、濱田純一・東京大学総長、東京大学、2013年03月26日
・東大卒業式で総長が「タフ」23回唱える 「タフな東大生」は居眠り、ツイッターやりたい放題、J-CASTニュース、2013年03月28日
・世界大学ランキング、2年連続で1位はカリフォルニア工科大 東大は27位に、はてなブックマークニュース、2012年10月12日