自作の教材?ベストティーチャー


※オンライン英会話 Best Teacher ベストティーチャー、リンク

TOEICへの需要拡大

以前、「TOEIC900点で100万円!?」という記事を書きましたが、びっくりしましたねぇ。ソフトバンクでは社員に、「TOEICで900点とったら、100万円のボーナスを出すぞ~」(参考:日本経済新聞、2013年01月11日)、という内容です。孫さん(孫正義社長)は(広い意味で)「投資」とみなせば、気前がいい。さすがです。

TOEICといえば、他にも楽天が750点、“ユニクロ”のファーストリテイリングが700点、そして極めつけはサムスングループは900点を、社員に求めています。会社により基準がいろいろあるので一概に比較しにくいのですが、いずれにせよTOEICで英語力をアップせよ!という意気込みを感じます。

今やグローバル化の時代です。そういえば安倍首相もTPP交渉参加を表明しましたね(2013年03月15日)。それに対して日本国民全員が大反対という感じでもない。反対意見はありますが、このご時勢、グローバル化の進展は避けられない・・・という達観(あきらめ?)があると思う。

当然、英語学習そしてTOEICへの需要は、企業を中心に大きいわけです。

TOEICは国際社会に通用しない?

ところがAll Aboutによれば、「TOEICは国際社会に通用しない」なる記事が出ていました。
>> 受験者の2人に1人は日本人!? TOEICは国際社会に通用しない

いわく、TOEICは故北岡靖男氏が考案した日本生まれの試験で、TOEIC受験者の9割以上が日本人と韓国人のみ。従って、日本の就職活動にはTOEICは役立つが、グローバルにはTOEFLの方が有利等々。

これには驚きました。TOEICこそグローバルスタンダードの英語試験で、内容に若干の不備はあるものの、世界的に非常に高い評価を受けている。そう信じていました。それが実は、日本生まれの日本人向けの試験で、グローバルにはTOEFLの後塵を拝している・・・。びっくりです。

日本最大級の提言型ニュースサイト「BLOGOS(ブロゴス)」でも、同様の意見が述べられています。
>> ベストティーチャー×BLOGOS 第1回「TOEICって結局ありなの?」 (以下、抜粋)

TOEICはそもそも「日本人による日本人のための試験」であり、TOEICスコアはグローバルスタンダードではない。・・・TOEICはリーディングとヒアリングという受動的能力のみを測定しており、スピーキングやライティングという英語のアウトプット力を計るのには必ずしも適していないためだ。ちなみに欧州やインドではBULATSが主流となっている。・・・

スクリプト作成型の英会話サービス

この記事を書いているのは、「ベストティーチャー」(Best Teacher)という英会話のネット塾(正しくは、スクリプト作成型オンライン英会話サービス)の会社です。社長の宮地俊充さんは公認会計士であり、世界4大会計事務所の一つ、プライスウォーターハウスクーパース(PricewaterhouseCoopers)で活躍された経歴の持ち主。まだ31歳の若手起業家・企業家です。

その外資系の大手会計事務所などを経験した宮地さんも、英語には苦労してきたそうです。
>> 新感覚のオンライン英会話『ベストティーチャー』は、お手本のようなリーン開発で生まれていた (以下、抜粋)

「わたしは社会人1年目から英会話を学んでいて、英会話スクールやスカイプ英会話、有名人が宣伝しているような流行りの教材まで全部試しました。・・・でも、いまだに満足に英語が話せません。その原因は大きく2つで、一つは忙しくて学習時間を確保するのが難しいこと、もう一つはそもそもある程度英語のストックがないと、外国人と会話をしようにも何も出てこないという点でした」(宮地氏)

その着眼点から出発して、「Facebookのように細切れのスキマ時間にサービスに触れる」、「文字テキストでログを残し、それを反復練習してからSkypeで実践する」というメソッドを思いついた。・・・

なるほど。1つ目の「学習時間を確保が難しい」は古くからの永遠の課題(?)ですね。でも、これはスマホ(スマートフォン)やタブレットの登場で改善の見込みは高い。しかるに、2つ目の「ある程度英語のストックがないと、外国人と会話をしようにも何も出てこない」には、軽い衝撃を受けました。確かにその通り!

宮地社長の「ベストティーチャー」では、“自分に合った英語のストックを身に付け、それで会話しましょう”という発想です。現在、ある程度の英語学習リテラシーがあるユーザー向けにサービスを展開、学習者自身にオリジナル教材を作ってもらうことに主眼を置いています。

学習者はテキストベースで会話(筆談?)を始め、英語のストックを身に付けていく。「ライティング」から「スピーキング」へというステップを踏むようです。これはちょっと変わった英会話メソッドですね。これが、スクリプト作成型オンライン英会話サービス、と言われる所以です。
>> 自分の教科書が出来るオンライン英会話サービスは【ベストティーチャー】

※参考資料:
TOEICスコアを求める企業、Three Sisters,Inc.、2005~
韓国・サムスングループがTOEICスピーキングテストを採用 | 共同通信PRワイヤー、財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会、2008年02月05日
受験者の2人に1人は日本人!? TOEICは国際社会に通用しない [英語学習] All About、2002年12月15日
TOEICプログラムの理念(TOEICの歴史)、国際ビジネスコミュニケーション協会
ベストティーチャー×BLOGOS 第1回「TOEICって結局ありなの?」(ベストティーチャー) – BLOGOS(ブロゴス)、2012年09月22日
BULATS | 公益財団法人 日本英語検定協会
宮地俊充さん(14人目)インタビュー « Professions’ Hands、2012年06月08日
新感覚のオンライン英会話『ベストティーチャー』は、お手本のようなリーン開発で生まれていた【連載:NEOジェネ!】 – エンジニアtype、2012年06月01日
知りたい英語が分かるオンライン英会話 Best Teacher ベストティーチャー、株式会社ベストティーチャー

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください