東大、推薦入試を導入

20130313_nikkei
東京大は12日までに、筆記試験を課している後期日程入試に代わり、一般推薦入試を導入する方針を固めた。大学入試センター試験を課すことで学力については担保しつつ、筆記試験だけでは測れない能力を持った多様な人材を選抜、グローバル社会で活躍できる人材を育てる。2016年度入試から導入したい考えだ。・・・
※日本経済新聞、2013年03月13日、抜粋

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東大、おまえもか

「東大、おまえもか」という声が聞こえてきそうです。現在、多くの大学で採用されている推薦入試。ついに、その魔の手は(?)最難関の東大にまで及びましたね。後期日程の100名程度らしいので、全体としてはごく一部ですが、1877年の創立以来はじめての衝撃は大きい。

高校の調査書と面接での入試ですが、調査書に関しては(建前はともかく実態として)基準がバラバラらしい。面接もしかりです。これにより、東大生の学力の低下や入学における客観性・公平性の確保が問題になるでしょう。センター試験の受験を担保するらしいですが、はたして十分なのか・・・。

むしろ厳しくなる?

他方、ペーパーテストと比べても「調査書と面接」では相当な“厳しさ”が問われ、むしろ今後東大生の総合的な学力は変わらない、という見方もある。「・・・学力が高い生徒は面接の受け答えもしっかりしており、入試方法を変えても合格する生徒の質はさほど変わらないだろう」(灘高校の大森秀治教頭)という声もある。

確かに、米国のハーバード大学などは入学時の推薦基準もそれなりに厳しく、かつ卒業するのもそれ以上に過酷だと聞く。朝から晩まで「講義」や「ディスカッション」、「プレゼンテーション」に明け暮れ、その間にも「試験」や「レポート提出」に追われる。そして、深夜に及ぶ図書館での長時間の勉強・・・。ごく一部ですが、勉強の厳しさから自殺する学生もいるらしい。おそらく、東大もその領域に進もうとしているのでしょう。

日本国内においてもグローバル経済が進む昨今です。大学教育もまた、従来とは違った厳しい時代を迎えています。東京大の推薦入試導入はその一端かもしれません。

※参考資料: 
「時代の流れ」「評価基準は」=高校や予備校、懸念の声も-東大入試改革、時事ドットコム、2013年03月12日
「愚直」論 私はこうして社長になった、樋口泰行著、2005年

    

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