いよいよ秀英予備校の「秀英iD予備校」(通学コース、自宅学習コース)も、スマホ(スマートフォン)対応に本格的にシフトします。2013年夏よりスマホやタブレット(多機能携帯端末)でも、「映像授業(映像学習)」が視聴できるよう、配信システムが強化されます。
具体的には、配信システムを自社サーバーから外部のクラウドコンピューティングに移行し、数万人が利用しても学習に支障が出ないようにするそうです。配信システム運営上、サーバー容量が限界に近づいているのが現状で、自社サーバーから外部クラウドに移すことで、より積極的かつ弾力的な運用が期待できます。
割安な授業料
少子化を背景として、ネット塾(インターネット塾・予備校)を含めた学習塾・予備校同士の競争は、熾烈を極めています。また長引く不況で、高額な授業料はどうしても敬遠されがち。そうした中で、低料金を武器に、多くの生徒獲得が見込めるネット塾(映像授業)は、今や秀英予備校のなかでもキラーコンテンツに成長しているとのこと。
まず、「映像授業」は、従来のトラディショナルな集団授業に比べ、正社員の教師数を減らせるので、人件費の大幅な削減につながります。そのコスト削減効果を授業料に反映させ、割安な料金で生徒の募集をかけることができます。現に秀英iD予備校では、生徒数が増加傾向にあります。
高い合格実績
「低価格で集客する」と聞くと、なにやら“安かろう悪かろう”というイメージですが、秀英iD予備校では学力に応じた「映像学習」で適切に勉強を進めます(進めることができます)。実は効率の良い、すなわちコストパフォーマンスの良い学習形態なのです。その証拠に「今春は高い合格実績となる見通し」(日本経済新聞2013年03月01日)だそうです。
事業拡大
実は秀英iD予備校の映像コンテンツは業界でも評価が高く、一部は他の学習塾にも提供しています。さらに秀英予備校では現在、「iD予備校」の拡大を推進し、フランチャイズチェーン展開も計画しています。ネット塾とリアル塾の融合、いわゆるクリック・アンド・モルタルの経営戦略を、秀英予備校は模索しているようです。
※参考資料:
・「秀英予備校、映像学習 スマホに対応 実施校舎、来春100以上に:日本経済新聞」、2013年03月01日、http://www.nikkei.com/article/DGXNZO52260640Y3A220C1L61000/
・「秀英iD予備校 自宅学習コース」、http://new.s-bbs.net/、秀英予備校
・「秀英iD予備校(映像授業)」、http://www.shuei-yobiko.co.jp/information/internet.html、秀英予備校
・「クリック・アンド・モルタル – Wikipedia」、最終更新2010年07月12日
・「コストパフォーマンス – Wikipedia」、最終更新2013年02月22日
・「インターネット学習塾 評判・口コミ ランキング」、http://www.e-gaku.info/