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恐怖の記憶、精子で子孫に「継承」 米研究チーム発表
身の危険を感じると、その「記憶」は精子を介して子孫に伝えられる――。マウスを使った実験で、個体の経験が遺伝的に後の世代に引き継がれる現象が明らかになった。米国の研究チームが科学誌ネイチャー・ニューロサイエンス電子版に発表した。
実験は、オスのマウスの脚に電気ショックを与えながらサクラの花に似た匂いをかがせ、この匂いを恐れるように訓練。その後、メスとつがいにして、生まれてきた子どもに様々な匂いをかがせた。すると、父親が恐怖を感じたサクラの匂いのときだけ、強くおびえるしぐさをみせた。孫の世代でも、同様の反応が得られた。・・・
※朝日新聞社、2013年12月04日、引用
じぇじぇじぇ! これって「教育」にも当てはまるのでしょうか。実は記事では、この米国の研究チームは「今回の成果は、ある種の精神神経疾患の解明につながる可能性がある」と言っています。しかし、記憶の「継承」となれば、学校教育などの教育現場でも、フツフツと興味が出てくる話題ですよね。
やはり、親が頭が良く高学歴だと、DNA的にも頭脳優秀な子どもが産まれやすい・・・と言えるのでしょうか。
もちろん断言はできません。例外もあるでしょう。しかし、昔から言われていたことで、今回、一定の科学的な裏づけが取れたわけです。つまり、科学的な見地からある一定の確率で、親子の「頭脳継承」が行われるかもしれません。推測レベルではありますが、そう言えるのではないでしょうか。