「職業訓練制度の未整備が若者の雇用問題を長引かせる一因になっている。・・・」
※日本経済新聞、2013年01月16日、抜粋
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そもそも学校制度全般が、広義の「職業訓練」
職業訓練は重要だ。そもそも、公共教育・学校制度全般が、広い意味で「職業訓練」です。学校を卒業すれば、社会に出る。仮に「大学院終了→大学教授」(学校内部のみの移動)だとしても、「中学校卒業→引きこもり・生活保護」(家庭内部のみの移動)だとしても、何らかの「社会」に所属する。ですから、いわゆる学校制度は、常に職業訓練の色彩を帯びている。誤解を恐れず言わせて頂ければ、公共教育・学校制度全般は、社会に人材を供給する工場なのです。
ネット塾と職業訓練
本サイトで想定しているネット塾(インターネット学習塾・予備校)は原則、中学生や高校生を対象に、高校・大学受験をゴールにしている。従って、職業訓練とは関係ないように見える。しかし、つながっているのです。
まず、高校・大学そのものが広義の「職業訓練」なのです。そして、高校や大学を卒業したら、あるいは在学と平行して、専門学校などの「職業訓練」を受けるケースも多い。また、高校・大学卒業後にいったん職業につき、その後に「職業訓練」学校や大学などに入りなおし、転職する・・・というパターンもあるでしょう。
従って、ネット塾は高校・大学受験をターゲットに教育機会を提供していますが、間接的に職業訓練を施しているのです。あるいは、専門的な職業訓練の「基礎・基盤」を、子供たちにトレーニングしている、ともいえます。
高校・大学のみならず、専門学校や職業訓練学校なども合わせると、その学費(お金)と時間と労力は膨大なものになります。少しでも「効率的」に、費用対効果の高い方法で、社会人を生み出すべき「教育」は施されるべきです。
まずは(例えば)、ネット塾で高校・大学受験を効率的に対応し、余ったお金と時間と労力をより実践的な職業訓練につぎ込む。こうすれば、若者の雇用状況も改善される可能性が見えてくると思います。