生徒がプレゼンテーション資料を作成したり、動画や画像などを編集したりする作業も日常的になった。生徒はiPadを持っていたものの、長い文章を作成したり、細かな入力作業が多いときは校内の共用クライアントPCを利用することが多かったという。・・・
木村教諭はiPadからChromebookへの移行の妥当性を確かめるべく・・・起動の速さ、軽さ、バッテリーの持ち、パフォーマンスなどをチェックした結果、これらの点についてはChromebookでも「遜色ない」というのが、木村教諭の見解だ。中でも高く評価したのは、Chromebookの起動やWebアクセスの速さだ。
※広尾学園・医進コースが「iPad」から「Chromebook」へ切り替えた理由、TechTargetジャパン 教育IT、2015年03月31日、引用
ご存知iPadは手軽に使いやすく、アプリも豊富で、安定感もあり、管理も比較的容易なので、教育現場では(でも?)人気があります。ただ、長い文章を作ったり動画を編集したりとなると、キーボードが元々付いているノートPCに分があるのは事実です。元々コンピューターのエディット(編集)にはキーボードが最適で、プログラミングはキーボードありきの歴史もあるからです。
Chromebookのアクセスの速さ
そういう実態もあり、IT教育(ICT教育)で有名な広尾学園では一部、Google専用ノートPC「Chromebook」へ切り替えたそうです。これが当たったというか、かなり好評のようです。とくに起動の速さとWebアクセスの容易さが、生徒からストレスを軽減させています。
もちろんデメリットはある。①無線LAN(Wi-Fi)ありきなので、例えば生徒が自宅で勉強しようにも、スタンドアロンではChromebookが使えない。②そもそもアプリケーションの数が少ないし、WebベースのアプリなのでWi-Fiがないと使えない。②のアプリの少なさはいずれ改善されるでしょうが、①Wi-Fi環境ありきはChromebookの宿命ですな・・・。
ただ逆に言えば、Wi-Fi環境が整えば、速い・安い・うまい(使いやすい)の三拍子が揃い、しかも教育現場で重視される教員サイドからの管理およびセキュリティーも非常にやりやすいそうです。
10 台、100 台、1000 台単位の Chromebook を容易に管理
ウェブベースの管理コンソールから、多数の Chromebook について、ユーザー、デバイス、アプリの導入と管理を簡単に行うことができます。
※Chrome 管理コンソール、Google Inc.、引用
クラウド・コンピューティング最大手のGoogleのサービスがベースにあるので、非常に安価に高いパフォーマンスを気軽に速く使うことができます。言い換えるならば、コンピューティングの肝となる部分はすべてGoogle社が負担しているので、ユーザーの負担は軽い。
個人情報は別にして(いわゆる)企業秘密的な部分は少なく、しかし、多くの生徒を抱える教育現場では、「Chromebook」はうってつけかもしれません。安く、使いやすく、管理しやすい。今後も米国よろしく日本でも広尾学園のように、タブレットからChromebookに切り替える事例も増えると思います。
※参考資料:
・4ヵ月間使ってわかったChromebookのホントのところ、週アスPLUS、2014年11月13日
・日本正規品Acer Chromebook C720のレビューと感想、ウェブミスト(Webmist)、2014年11月16日
・Google、Wikipedia、最終更新2015年03月30日
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