東大や京大、国立大学等の施設整備37事例を紹介・・・文科省
文部科学省は3月5日、大学の施設整備の事例集「国立大学等の特色ある施設2013」を作成し、ホームページ上に公表した。先進的な施設の整備や活用法として37事例を紹介している。・・・※リセマム、2014年03月06日、引用
いや~、時代は変わりましたね。昔は国立大学といえば、偏差値とプライドは高く、ブランド力と研究実績があり、キャンパスは広く、なおかつ学費が安い。ただし、親方日の丸・国家公務員の世界なので、地味でちょっと暗い感じでした。かつては国の予算すなわち税金で運営されていたので、どうしても予算主義・前例主義というか役人臭さが漂っていました。
それが下記を見てください。文部科学省の「国立大学等の特色ある施設2013」から引用ですが、なかなかおしゃれで魅力的なキャンパスではあ~りませんか。すばらしい。
※東北大学
※千葉大学
※新潟大学
※大阪大学
これら上記はほんの一例ですが、いや~、かつての国立大学のキャンパスを知っている者からすると、信じられないくらい垢抜けています。例えば、ガラス張りの建物も目立ちますね。近未来的というか、海外の大学的というか、ビックリです。
実は、国立大学も今や年1%づつ国からの予算を減らされ、よって独立採算制の色彩が強くならざるを得ず、事実上の私立大学化が進んでいます。それで、キャンパスもできる限り“小奇麗”にして、少しでも優秀で有望な学生を集めようと必死な空気が感じられます。一種の“企業努力”ですね。
日本国の財政危機という深刻な問題が、幸か不幸か、国立大学のキャンパスにも反映されているわけです。財政危機は「国立大学のブラック化」などイロイロな問題を発生させているようですが、少なくてもキャンパスのハード面では「改善」をもたらしています。私はそう感じました。
※参考資料:
・国立大学等の特色ある施設2013、文部科学省
・国立大学法人、Wikipedia、最終更新2013年10月23日
・ブラック大学 >あるある!< (daigaku_black) on Twitter