「赤ちゃんが文法を間違うたびにお母さんからビンタを食らっていたら、うまくなるどころか、しゃべらなくなりますよ。日本人は、そういう○×式の英語教育を受けてきたんです。でもコミュニケーションは○×ではなくて、通じてナンボなんです」・・・
「本来、語学は聞くところから始まって、しゃべるようになり、ようやく書くことも覚える。そして最後に読む。日本はこれに逆行した勉強をしている。読んで日本語に訳して理解し、次に和文英訳で書くことを覚える。その過程で音に出して言うこともない。非常に歪んだ脳の使い方だ」
※格安&最短!大前研一式「ビジネス英語」の新学習法、PRESIDENT Online、2014年6月16日、引用
語学もカラオケもスキーもいっしょ。間違ってなんぼ、転んでなんぼ、です。○×式の英語教育はダメだと、世界的な経営コンサルタントの大前研一先生もおっしゃっています。大前さんに言わせれば、語学は小鳥のさえずりの真似みたいなものらしい。動物の鳴き声を真似するように、英会話を習得するのがコツだそうです。
家では毎日欠かさずFEN(極東放送。在日米軍による英語のラジオ局)を聴き、通学途中は目に入る光景すべてを、アナウンサーになったつもりで英語で表現する訓練を始めた。一見、地味な方法だが、最初は鳥の鳴き声にしか聞こえなかったFENの英語が2~3ヶ月で言葉として聞こえるようになり、続いて反射的に英語の表現が口をついて出るようになった。こうして大学1年生、19歳のうちに通訳案内業試験に通った私は、ガイド業をスタートした。
※知的武装 金言集Part.II(ビジネス・ブレークスルー出版、2008年)より、英語学習をがんばってみようかしら♪、ハナ日記、2009年06月08日、引用
見て、聞いて、話す
まず「聞いて」、聞き続けると次第に自然に「しゃべる」。それからようやく「書く」。書くのになれたら、最後に「読む」。もちろん、○×式はダメで、「ほめる」のが基本。要は英語は聞いて慣れろ、ということでしょうか。英文法は大切ですが、「書く」段階で初めて意識すればいい。まぁ日本語でもそうですね。ブログ書いていても、そう感じます。
「英語は度胸!」ならぬ「英語は聞いて慣れろ!」ですね。そういう意味で、例えば「ロゼッタストーン」(RosettaStone)あたりは、絵(写真)を見て、英語を聞いて・・・をひたすら繰り返す感じなので、とても自然な脳の使い方かもしれません。理詰めではなく感覚重視の語学学習なので、大人には多少時間はかかるスタイルかもしれませんが、しかし「ロゼッタストーン」は語学学習の一つの理想のスタイルとも言えます。
※参考資料: ロゼッタストーン | 153秒で知る総合コース TOTALe(トターレ)、RosettaStoneJapan、YouTube、2013年10月30日